ホロライブゲーマーズ 猫又おかゆ

プロフィールとデビューの背景

ホロライブ所属のバーチャルYouTuber、猫又おかゆは、2019年4月6日にホロライブゲーマーズの3人目のメンバーとしてデビューしました。当時ホロライブゲーマーズには白上フブキと大神ミオの2名が在籍しており、そこに新たに加わったのが猫又おかゆです。彼女は元々VTuberとして活動していたフブキたちにホロライブを紹介してもらい、代表取締役社長・谷郷元昭(通称YAGOO)との面接に合格してホロライブ入りを果たしました。さらにおかゆ自身の薦めで、友人であった戌神ころねも同時期にデビューすることになり、ホロライブゲーマーズは現在の4人体制(白上フブキ、大神ミオ、猫又おかゆ、戌神ころね)となりました。同期のころねとは後述するように特に深い仲で、ファンからはセットで愛されています。

キャラクターデザインはイラストレーターの神岡ちろる氏が担当しています。見た目の特徴は薄紫色のボブカット髪に猫耳、そしてスポーティーなパーカー風衣装で、全体的に猫の妖怪をモチーフにした愛らしい姿です。声の特徴もユニークで、他のホロライブメンバーと比べて少し低めかつ柔らかな声質を持ち、その少年のように中性的な声はデビュー当初「ホロライブには珍しいボーイッシュなVTuberが現れた」と話題になりました。実際、おかゆ本人は一人称に「ボク」を使っており、ボーイッシュながらも優しい雰囲気を醸し出しています。

公式設定においては、「おにぎり屋さんを経営しているおばあちゃんに飼われている猫」というユーモラスなバックストーリーがあります。おばあちゃんの部屋にある古いパソコンを借りて配信している…という設定で、猫又おかゆという名前やおにぎり好きなキャラクター性にもこの設定が反映されています。「もぐもぐ~おかゆ~!」という挨拶も、おにぎりを美味しそうに頬張る仕草を連想させる彼女ならではのフレーズです。こうした親しみやすいキャラクター像も、新規ファンが世界観に入り込みやすいポイントと言えるでしょう。

活動歴と代表的な配信スタイル

デビュー以来、猫又おかゆは持ち前のゲーム愛を活かしてゲーム実況配信を中心に多彩な活動を展開してきました。特にレトロゲームやローグライクゲームが大好きで、ファミコンやスーパーファミコン時代の名作から最新のインディーゲームまで、幅広いタイトルをのんびりと楽しむ配信スタイルが魅力です。公式プロフィールの趣味欄にも「ローグライク、RPG、シミュレーション、レトロなゲーム大好き」と記載されており、ゲーム好きな視聴者から共感を集めています。プレイ中はマイペースに雑談を交えつつ進行することが多く、時にはゲームそっちのけで食べ物の話題に花を咲かせるなど、穏やかながら笑いの絶えない配信となっています。おかゆのゆったりしたしゃべり口調と相まって、視聴者にとっては肩肘張らずに楽しめる居心地の良さがあるようです。

歌配信(歌枠)も猫又おかゆの活動における大切な要素です。もともとホロライブに入ってから歌う機会が増えたことで勉強してMIX(音響編集)も趣味にするほど努力家で、その成果もあって安定した歌唱力を披露しています。カバー曲やオリジナル曲を心地よい低音ボイスで歌い上げる姿に魅了されるファンも多く、配信では懐かしのアニソンからバラードまで幅広いレパートリーを楽しませてくれます。後述するようにオリジナル楽曲のリリースやライブ出演も積極的に行っており、音楽面での活躍も著しいものがあります。

中でも特に人気が高いコンテンツがASMR配信です。耳元で囁くようなボイスや心地よい音響で癒やしを届けるASMRは、多くのリスナーから「最高に癒される」と支持されています。意外にもASMRを始めたきっかけはデビュー数か月後、チャンネル登録者数4万人を突破した際の記念配信でした。当初おかゆ自身はASMRの知識がほとんどなく、「先輩の癒月ちょこ先生や夜空メル先輩の真似をしてみよう」程度の軽い気持ちで挑戦したそうです。しかし持ち前の柔らかい低音ボイスがこのジャンルと抜群にマッチし、予想を超える好評を博します。初めてのASMR配信は「とりあえず囁き声でオノマトペ(擬音語)を喋ってみる」という内容でしたが、「声が心地よい」「ずっと聞いていたい」と瞬く間に評判が広がりました。以降、ASMRは猫又おかゆの配信を代表する看板企画に成長し、2021年頃からは配信頻度も増加。現在ではYouTubeメンバーシップ(有料会員)限定でシチュエーションボイス仕立ての凝ったASMR配信も行うなど、そのクオリティはファンの間でも折り紙付きです。ホロライブ公式のボイスグッズ企画でもおかゆのASMR音源が度々採用されており、「ASMRが上手なホロライブメンバーといえば?」という話題では必ず名前が挙がる存在となりました。ゆったりした声で耳元で囁かれれば、日々の疲れも吹き飛ぶこと請け合いです。

もちろん雑談(トーク)配信や企画配信でも活躍しています。猫又おかゆの雑談配信は基本的にリラックスムードですが、ときおり笑いのセンスが光ります。他のホロライブメンバーの配信で面白かった出来事やプライベートなエピソードを紹介しつつ、「ボク思うんだけどさぁ……」と前置きしてぽろっと鋭い一言を漏らすのがお約束です。その発言が絶妙に的を射ていて笑いを誘うことも多く、リスナーや他メンバーに対して容赦なくツッコミやイジりを入れる自由奔放さも持ち合わせています。この気まぐれで奔放なノリはまさに“猫”そのものであり、気分屋なおかゆのトークに振り回されるのもファンにとっては嬉しい時間でしょう。

コラボ活動やユニット

ホロライブではメンバー同士のコラボ配信が盛んですが、猫又おかゆも数多くのコラボレーションを通じて魅力を発揮してきました。まず同期であるホロライブゲーマーズ内の絆は非常に強固です。中でも戌神ころねとは、ファンから「おかころ」の愛称で親しまれる名コンビです。おかゆところねはデビュー以前から親しい友人同士で、共にVTuberとして歩み始めてからはさらに絆を深めました。配信でも息の合った掛け合いを披露し、まるで姉妹のようにじゃれ合う様子に「尊すぎる…!」と感じるファンも多いようです。実際、ゲーム実況中に二人で同じタイミングで笑い転げたり、記念日の配信でサプライズし合ったりと仲睦まじいエピソードに事欠きません。喧嘩らしい喧嘩をしたこともほとんどないとのことで、逆に互いが別のメンバーとコラボしていると「最近あの子とよく遊んでるね?」とヤキモチを焼くような茶目っ気たっぷりの絡みを見せることもあります。こうした微笑ましいやり取りも「おかころ」人気を支える要因でしょう。

先輩ホロライブメンバーとの関係では、大空スバルとのコンビもファンにはよく知られています。おかゆとスバルは声質が少年っぽいところや短髪のボーイッシュな見た目など共通点があり、デビュー初期から意気投合して度々コラボ配信を行ってきました。例えばゲーム実況では、当初ゲームが苦手だったスバルにおかゆが遊び方を教えながら進める場面が多く見られました。ホロライブ随一のゲーム巧者であるおかゆに鍛えられたおかげで、スバルは次第にゲームの楽しさに目覚め、今ではソロ配信でも様々なタイトルに挑戦する立派なゲーマーへと成長しています。二人のトークの掛け合いも絶妙で、ボケたがりでマイペースなおかゆに対し、スバルが全力でツッコミを入れて盛り上げるという漫才のようなコンビ芸を確立しました。おかゆ自身もスバルとの関係について「僕たちは戦友みたいな感じ」と語っており、ふざけ合いながらも固い信頼で結ばれた“相棒”のような間柄であることが伺えます(このペアはファンから「スバおか」とも呼ばれています)。

同じホロライブゲーマーズの大神ミオ白上フブキとも息の合った連携を見せています。4人全員が揃う配信では、ゲーム大会や歌企画などで抜群のチームワークを発揮し、ファンを楽しませています。非公式ながらこの4人は頭文字を取って「SMOK」(Subaru, Mio, Okayu, Koroneの略)と呼ばれることもあり、特別番組やイベントで共演する際にはSMOK名義で紹介されることもあります。ホロライブゲーマーズというユニット自体がゲーム好きの集まりだけあって、お互いゲームの貸し借りをしたり情報交換をするなど裏でも仲が良いようです。特にホロライブ内で「ホロライブレトロゲーム部」なる企画を立ち上げ、定期的にレトロゲームで遊ぶ配信をおかゆとスバルで行ったこともあります。レトロゲーム部の配信では『クロックタワー2』や『スーパーマリオ64』など懐かしのタイトルに二人で挑戦し、大いに盛り上がりました。ゲーム好きなおかゆならではの社内ユニット活動と言えます。

ホロライブ外とのコラボでは、にじさんじ所属の椎名唯華との定期的な合同配信が有名です。おかゆと椎名唯華はキャラクターデザインを担当したイラストレーターが同じ神岡ちろる氏という共通点があり、それが縁で交流が生まれました。2019年6月からは二人によるコラボ企画「神岡家のきまぐれにゃじお」(通称:神岡家)をスタートし、以後5年近く不定期ながらシリーズ継続中の人気コンテンツとなっています。この配信はお互いの近況報告やリスナーから募ったテーマトークが中心で、姉妹のような関係性の二人の掛け合いが楽しめます。初期設定では先にデビューした椎名さんが姉、おかゆが妹という立場でしたが、現在ではお互い「おかゆ」「椎名さん」とフランクに呼び合う仲です。ホロライブとにじさんじという国内二大VTuber事務所の垣根を越えて長期間コラボを続けているケースは極めて珍しく、他には星街すいせい(ホロライブ)と戌亥とこ(にじさんじ)のコンビくらいしか例がありません。そういった意味でも神岡家コンビは両事務所のファンから一目置かれる存在であり、「業界の架け橋」として注目を集めています。配信内では互いの所属事務所で仲の良いVTuberを紹介し合う流れも生まれており、ホロライブとにじさんじ双方に交友の輪を広げるきっかけにもなっているようです。

他にも様々なコラボ相手がいますが、中でも印象的なのはホロライブ三期生の宝鐘マリンとの初コラボ配信でしょう。おかゆは下ネタや多少際どい話題にも寛容な性格で知られており、マリンもまたセクシー路線のトークを得意とすることから、2023年末に実現した二人だけのコラボでは深夜番組さながらの「108の煩悩をテーマにリスナー投稿を読む雑談」という攻めた企画が行われました。結果、この配信は同時視聴者数が5万人前後に達する大反響となり、普段接点の少なかったおかゆ&マリンのコンビの化学反応にファンは大興奮しました。あまりに盛り上がりすぎてしまい、配信中にマリンの担当マネージャーから「際どいですよ!」と注意が飛ぶハプニングまであったほどです。この出来事には視聴者からも「絶対に組ませてはいけない二人(笑)」と冗談めいたコメントが寄せられましたが、それだけおかゆのバラエティ適応力が高い証と言えるでしょう。今後また二人のコラボが実現する際には見逃せない配信になりそうです。

ファンとの関係性や人気の理由

猫又おかゆがここまで厚く支持される理由には、ファンとの温かな関係性が挙げられます。彼女はファンのことを心から大切に思っており、その姿勢は随所に表れています。配信内では視聴者をまとめて「大好きなみんな」と呼び、スーパーチャット(投げ銭)へのお礼やコメント拾いも丁寧です。常に肯定的で包み込むような対応から、「全肯定おかゆ」というニックネームが付けられたほどで、ファンが何か失敗談を打ち明けても「大丈夫だよ~」と優しく受け止めてくれる懐の深さがあります。その寛容さに救われたという視聴者も多く、猫又おかゆの存在自体が癒やしになっている面もあるようです。

また、おかゆの穏やかな低音ボイスやスローペースな話し方も相まって、「聞いているだけで心地いい」「寝る前に配信を流すとよく眠れる」などと評判です。特にASMR配信はファンの疲れを癒やす場として機能しており、「おかゆのASMRで安眠できた」「嫌なことがあってもおかゆの声を聞くと元気が出る」といった声がSNS上でも散見されます。VTuberとしての面白さだけでなく、心に寄り添ってくれる安心感こそがおかゆの人気の核と言えるでしょう。実際、公式でも「等身大の自分で毎日応援してくれるみんなとらぶらぶちゅっちゅしたい。(切実)」と語っており、ファンと深い愛情で結ばれていることが伺えます。

もっとも、おかゆ本人はただ優しいだけではなくお茶目な一面も持っています。配信中に冗談めかして色っぽいセリフを囁いてみたり、視聴者をからかうような発言でドキッとさせたりと、イタズラ好きで小悪魔的な魅力も併せ持ちます。そのギャップが「罪深い可愛さ」として受け止められ、ファンから「有罪猫」と呼ばれることもあります(※全肯定=善、イタズラ好き=罪という意味合いの愛称)。公式配信の企画で裁判ネタがあった際に生まれたネタですが、おかゆもノリノリで「有罪判決」に応じるなどサービス精神を見せていました。こうしたファンとの掛け合いを楽しむ懐の広さも、人望の厚さに繋がっているのでしょう。

ファンコミュニティの名称は「おにぎりゃー」と言います。これは猫又おかゆが大好物のおにぎりに由来しており、ファンアートやグッズなどでもおにぎりのモチーフが多用されています。ライブ会場や配信のチャット欄では、おにぎりの絵文字(🍙)がファンの合言葉代わりになるほど定着しています。さらにユニークなのは、おにぎりゃー達のビジュアル設定です。公式Q&Aによると「おかゆん(猫又おかゆ)の犯した過去のいたずらの罪をおにぎりゃーが代わりに背負っている」という設定があり、おにぎりゃーは囚人服を着ているとされています。実際、ホロライブのミニアニメ『ホロのぐらふぃてぃ』でもおにぎりゃー(おにぎりの妖精のようなマスコット)が登場し、縞々の囚人服を着た姿が描かれていました。この遊び心たっぷりの世界観も含め、ファンは自分たちも物語の一部であるかのように楽しんでいるのです。2024年には公式からおにぎりゃーのぬいぐるみも発売され、囚人服を着たおにぎりマスコットが「可愛すぎる!」と話題になりました。

猫又おかゆはファンへの感謝を常に忘れないVTuberとしても知られています。配信の節目節目で「いつも応援本当にありがとう」と丁寧に伝え、グッズや楽曲リリースの際も「みんなのおかげで夢が叶った」とファンを喜ばせました。そうした想いが通じているのか、チャンネル登録者数は順調に伸び続けています。ホロライブ全体が飛躍を遂げた2020~2021年の流れの中で、おかゆも2021年4月に早くも登録者100万人を突破しました(VTuber全体でも16人目、ホロライブでは13人目の快挙)。以降も着実にファンベースを拡大し、2025年5月には登録者200万人という大台に到達しています。デビューから6年足らずでここまでの支持を集めたことは驚異的であり、ホロライブ内でもトップクラスの人気を誇る存在となっています。国内のみならず海外にもファンが多く、英語や中国語の字幕付き動画が作られるなどグローバルな人気も伺えます。猫又おかゆの親しみやすい人柄と安定したコンテンツが、多くの人々を惹きつけて離さない理由と言えるでしょう。

公式グッズやイベント出演歴

長く愛されている猫又おかゆだけに、公式からも様々なグッズが展開されています。中でも代表的なのがフィギュア関連のグッズです。2022年11月にはデフォルメフィギュア「ねんどろいど 猫又おかゆ」が発売されました。薄紫の髪や猫耳、パーカー姿まで忠実に再現された愛らしいフィギュアで、表情パーツや小物も充実しています。おにぎりを持った手や飼い猫のてまにゃん(後述)など、おかゆらしさ満点の付属品にファンは大喜びしました。さらにこのねんどろいどには同期の戌神ころね(別売)と手を繋げる特殊パーツも付属しており、「おかころ」を自宅で再現できる粋な仕様となっています。この遊び心はファンに大好評で、SNS上でもねんどろいど同士を手繋ぎで飾った写真が多数投稿されました。

また、手頃な価格で人気のフィギュアシリーズ「POP UP PARADE」からも猫又おかゆのフィギュアが発売されています。こちらは全高17cm程度のサイズで、おかゆが元気に手を振るポーズを立体化したものです。服の細部や髪のグラデーションなども丁寧に作り込まれており、ファンアイテムとして好評を博しました。フィギュア以外では、ぬいぐるみも見逃せません。ホロライブ公式のぬいぐるみブランド「hololive friends with u」から、抱きしめがいのあるサイズ感の猫又おかゆぬいぐるみが2023年2月に発売されています。柔らかい素材で作られたおかゆの人形は、その可愛さに思わず頬が緩んでしまう出来映えです。さらに小さなマスコットサイズのおにぎりゃー(米粒)のぬいぐるみもグッズ化されており、こちらは2024年の誕生日記念グッズとして登場しました。囚人服を着たおにぎりゃーのミニぬいぐるみはユニークかつキュートで、ファンから「センスが最高!」と好評でした。その他、アクリルスタンド、キーホルダー、衣装をモチーフにしたアクセサリー、公式ボイス入り目覚まし時計など、多岐にわたるグッズ展開が行われています。おかゆ自身もグッズデザインの打ち合わせに参加することがあるようで、ファンに喜んでもらえるよう趣向を凝らしているとのことです。好きなVTuberのグッズを身近に置けるのはファンにとって嬉しいものですが、猫又おかゆの場合は実用性とネタ要素のバランスが取れたアイテムが多く、「日常生活で使いやすい」「見ているだけでクスッと笑える」と評判です。

イベント出演歴も華やかです。猫又おかゆはホロライブの主要ライブイベントに欠かさず参加してきました。ホロライブ全体の音楽ライブである「hololive 1st Fes. ノンストップストーリー」(2020年)以降、毎年開催されるホロライブフェスティバルではその歌声とパフォーマンスを披露しています。「hololive 2nd Fes. Beyond the Stage」(2020年末)、「3rd Fes. Link Your Wish」(2022年春)、「4th Fes. Our Bright Parade」(2023年春)といった大型コンサートに連続出演し、ホロライブゲーマーズ代表として会場を盛り上げました。さらに直近の「hololive 5th fes. Capture the Moment」(2024年3月)でも堂々たるステージングを見せつけています。この5th Fesでは最新オリジナル曲「ネコカブリーナ」を披露し、キレのあるダンスと力強いボーカルで観客を魅了しました。大勢のペンライトが紫色に染まる光景は圧巻で、会場に集まったおにぎりゃー達も感極まって涙したとか。

ホロライブの枠を越えた外部イベントにも積極的に出演しています。2019年末の「V-RIZIN 2019」(さいたまスーパーアリーナ開催)では、ホロライブ代表の一人として年末ライブに参加しました。また2021年開催の大型VTuberフェス「V-Carnival」にも出演し、オンライン上でハイクオリティなライブパフォーマンスを披露しています。さらにホロライブメンバーの湊あくあが開催したソロコンサートにゲスト出演したり、VTuber専用テーマパークイベント「VtuberLand」内のホロライブステージに登壇したりと、精力的にライブシーンで活躍してきました。こうした舞台経験を積むごとに表現力に磨きがかかり、今では完全に観客を魅了するエンターテイナーとして成長しています。

そして忘れてならないのが、本人名義のソロライブです。2022年9月30日、東京・立川ステージガーデンにて猫又おかゆ初の単独ライブとなる「猫又おかゆ 1st Live.『ぽいずにゃ〜しんどろーむ』」が開催されました。このライブは同年9月にリリースされた1stソロアルバム『ぽいずにゃ〜しんどろーむ』を引っ提げて行われたワンマン公演で、会場には多くのおにぎりゃーが駆け付け大盛況となりました。ライブ中には代表曲「もぐもぐYUMMY!」やアルバム収録の新曲を次々と披露し、可愛らしい振り付けや3Dならではの演出で観客を魅了しました。ステージ上にはおにぎりゃーの巨大マスコットが登場して一緒に踊る場面もあり、会場は終始あたたかい一体感に包まれていたようです。アンコールでは「こんな僕をアイドルにしてくれたのは、紛れもなくそこにいるキミだったよ!」とファンへの感謝を涙ながらに伝え、集まったファンの胸を熱くさせました。初めてのリアルライブを大成功で終えたおかゆは、その後も精力的に音楽活動を続け、2024年2月には新曲「ネコカブリーナ」をリリース。さらに2025年2月には2ndアルバム『ぺるそにゃ~りすぺくと』の発売も決定し、同年5月28日には神奈川・ぴあアリーナMMという大型会場で「猫又おかゆ 2nd Live.『ぺるそにゃ~りすぺくと』」を開催予定です。1万人規模の会場で単独ライブを行うことはVTuberとしても大きな快挙であり、ホロライブ内でもトップクラスの人気と実力を持つ彼女ならではの舞台と言えるでしょう。当日はどんなパフォーマンスでファンを楽しませてくれるのか、期待が高まっています。

補足として、猫又おかゆはホロライブ以外の公式プロジェクトやタイアップにも度々参加しています。例を挙げれば、カプセルトイ「ガシャポン」のPRキャラクターに就任したり、遊園地とのコラボイベントで音声ガイドを担当したりといった実績があります。また、2023年にはアサヒ飲料のエナジードリンク「ドデカミン」とホロライブのコラボキャンペーンでパッケージイラストを飾り、東京・横浜の玩具店「ハムリーズ」とのコラボカフェイベントでは100万人記念メニューが提供されるなど、企業タイアップでも存在感を示しています。こうした場でも彼女らしいマイペースなコメントでファンを喜ばせ、コラボ先の企業からも信頼を得ているようです。

YouTubeやX(旧Twitter)などでの発信

YouTube上の公式チャンネル「Okayu Ch. 猫又おかゆ」は、猫又おかゆの活動の中心です。チャンネル登録者数は先述の通り200万人を超えており、ホロライブ屈指の人気チャンネルとなっています。ほぼ毎日のように生配信を行っており、ゲーム実況や歌枠、コラボ企画など様々なライブ配信コンテンツを提供しています。配信のアーカイブ動画も豊富に蓄積されていて、後から見返して楽しむファンも大勢います。YouTubeではメンバーシップ(有料のファンクラブ機能)も開設しており、メンバー限定配信ではASMRのロングバージョンや特別企画を実施するなど、コアなファンに向けたサービスも充実しています。コメント欄には国内外から多くの書き込みが寄せられ、おかゆの発するユーモアに対してリアルタイムで笑いが起こるなど、インタラクティブなやり取りも見どころです。配信終了後にはファン有志による英語字幕の付いた切り抜き動画(名場面集)がアップされることも多く、言語の壁を超えて楽しめるコンテンツが拡散している点も特徴でしょう。公式YouTubeコミュニティではスケジュール告知やファンへのメッセージ投稿も行っており、「今日は喉の調子が良くないから配信お休みするね」といった近況報告も欠かさず発信されています。こうした誠実な姿勢もまた、ファンから信頼される理由となっています。

一方、X(旧Twitter)でも猫又おかゆは精力的に情報発信を行っています。Xの公式アカウント(@nekomataokayu)には100万人以上のフォロワーがおり、毎日のようにツイートを更新しています。配信開始の告知や動画投稿のお知らせはもちろんのこと、ふとした日常の出来事や写真付きのつぶやき、他のホロライブメンバーとのやり取りなど、その内容は多岐にわたります。おかゆのユーモアセンスはX上でも健在で、「今日はお布団が僕を離してくれませんでした🥱」と朝寝坊を報告するツイートや、「深夜に食べるポテチは世界で一番美味しい」などの共感を呼ぶつぶやきに、多くのファンがいいねやリプライを送っています。リプライ(返信)を通じてファンと直接コミュニケーションを取ることもあり、運が良ければおかゆ本人からリプがもらえることもあるようです。こうした距離の近さもファンには嬉しいポイントでしょう。

ハッシュタグ文化も活発で、猫又おかゆに関連するタグとしては配信関連の「#生おかゆ」(生配信通知・感想用)や、ファンアート投稿用の「#絵かゆ」などがあります。特に#絵かゆでは、おかゆ本人や他のホロライブメンバーがエゴサーチ(エゴサ)してファンアートを楽しむ様子が配信内で語られることもあり、投稿するファンの大きな励みになっています。実際、おかゆは自身のXでエゴサ中に見つけたファンアートをリツイートしたり、「みんなのイラストめちゃくちゃ可愛くてニヤニヤしちゃう…ありがとう!」と感謝のコメントを添えたりすることもあります。公式からのお知らせには「#猫又おかゆ」のハッシュタグが用いられ、重要な情報は見逃さないようになっています。Xでは他のホロライブタレントとのコラボ告知や写真も多数共有されており、たとえばオフコラボ(実際に会っての配信)の前後には一緒に撮った記念写真やエピソードが投稿されてファンを喜ばせました。

このように、YouTubeでのライブ配信とXでの日々の発信を両軸に、猫又おかゆは常にファンとの交流を大切に活動しています。配信を見て笑ったり癒やされたりしたファンがXで感想を書き、それにおかゆ本人が反応してくれる——そんな温かな循環が生まれているのです。ホロライブに興味を持ち始めた方も、ぜひ猫又おかゆのYouTubeチャンネルを覗いてみてください。ゲームに歌にASMRにと、多彩なコンテンツの中からきっとお気に入りの動画が見つかるはずです。そしてXのフォローもお忘れなく。配信とは一味違う文章での可愛らしい姿や他メンバーとの掛け合いを見ることができ、猫又おかゆというVTuberの新たな魅力を発見できることでしょう。これからも猫又おかゆは「大好きなみんな」と一緒に、楽しく心温まる配信活動を続けていくに違いありません。新規ファンの皆さんも、その輪の中でぜひ楽しい時間を過ごしてくださいね。

管理人のひとこと

猫又おかゆさんは、ホロライブという大きなグループの中でも、穏やかで柔らかく、それでいて芯のある魅力を持った特別な存在だと感じます。

ゲームや歌、ASMR、そして何気ない雑談に至るまで、どの瞬間もおかゆさんらしい空気に包まれていて、見ているだけでほっとするような安心感があります。

デビューから現在に至るまでの歩みを辿ることで、彼女がどれほどファンを大切にしてきたか、そしてどれだけ多くの人に愛されてきたかが伝わってきました。

この記事が、最近ホロライブに興味を持った方にとって、猫又おかゆという存在を知る第一歩になれたなら幸いです。

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