ホロライブ3期生 不知火フレア

不知火フレアは、ホロライブプロダクションに所属する日本の女性VTuber(バーチャルYouTuber)です。
2019年にホロライブ3期生「ホロライブファンタジー」の一員としてデビューし、ゲーム実況や雑談、生歌配信など幅広い活動で人気を集めています。
人間とエルフのハーフというファンタジー設定のキャラクターで、面倒見の良い優しいお姉さん的存在として知られています。
2025年現在、YouTubeチャンネルの登録者数は100万人を突破しており、その着実な成長ぶりからホロライブを代表するVTuberの一人となっています。

デビューの経緯

不知火フレアは2019年、中堅VTuber事務所だったカバー株式会社(ホロライブ運営)の新オーディション企画で誕生しました。
同年6月にホロライブ3期生のキャラクターデザインが先行公開され、その中でフレアは「サバサバ系の姉御肌エルフ」というコンセプトで募集が行われました。
オーディションに合格したフレアは、同じく合格した宝鐘マリン・白銀ノエルとともに2019年8月1日に公式プロフィールとYouTubeチャンネルが公開され、本格的に活動を開始します。
そして2019年8月7日、Flare Ch. 不知火フレアにて初配信を行いデビューしました。
(ホロライブ3期生としては兎田ぺこら、潤羽るしあに次ぐ3番目のデビューでした。)
デビュー配信では自己紹介や抱負を語り、緊張しながらも持ち前の明るさで視聴者に挨拶したのが印象的です。
ホロライブ3期生は「ホロライブファンタジー」の愛称で呼ばれ、フレアの他には兎田ぺこら(ウサギの戦闘民族)、潤羽るしあ(ネクロマンサー)、白銀ノエル(女騎士)、宝鐘マリン(海賊)という個性豊かなメンバーが所属しています。

所属とキャラクター設定

不知火フレアはホロライブプロダクションのVTuberグループ「ホロライブ」に所属し、ファンタジー世界観の強い3期生の一人です。
公式設定では人間とエルフのハーフエルフであり、長命な種族らしく2021年時点で221歳という年齢設定が語られています(外見は若い女性ですが、ファンタジー上のネタとしてファンに楽しまれています)。
身長は158cmで、イメージカラーは朱色です。
キャラクターデザインは人気イラストレーターのlack氏が担当し、エルフらしい長い耳や特徴的な衣装デザインが魅力となっています。
初期の衣装は露出度の高い冒険者風の装いでしたが、2021年末には落ち着いた雰囲気の新メイン衣装が披露されました。
この新衣装は黒とグレーを基調としたドレス風ファッションで、フレア本人の希望も取り入れられたデザインとなっており、ファンから「フレアらしい」と好評を博しています。

性格面では「頼れる姉御肌だが実は情に厚く涙もろい」というギャップのあるキャラクターです。
普段は明るく適当(良い意味で大らか)に振る舞い、後輩や視聴者の面倒を見る優しさがありますが、自分が褒められると照れてしまう可愛らしい一面も持ち合わせています。
実際、公式の自己紹介でも「褒められると嬉しいけど照れちゃうじゃん!」と語っており、そうした照れ笑いする姿が配信でも度々見られます。
挨拶の言葉は「こんぬいー!」で、これは「こんにちは」と名字の「不知火(しらぬい)」を掛け合わせた彼女独自の挨拶です。
配信の締めには「おつぬい」(お疲れ様+不知火)といったフレーズも用いられ、ファンにも親しまれています。
また、きんつばという名前の小さな妖精の相棒が設定上存在しており、一見パンダのような愛らしい姿でフレアのそばに寄り添うマスコット的存在です。
(きんつばは配信画面やグッズなどにも登場し、ファンにはフレアの分身のように認識されています。)
こうしたキャラクター設定により、不知火フレアはファンタジー世界から現れた優しく頼もしいお姉さんVTuberとして位置付けられています。

配信スタイルや得意ジャンル

不知火フレアは主にYouTubeでライブ配信を行っており、その内容はゲーム実況、雑談配信(フリートーク)、歌枠(カラオケ配信)など多岐にわたります。
特にゲーム実況では幅広いジャンルのゲームをプレイしており、RPGやアクションゲームからホラーゲーム、マインクラフトなど様々なタイトルに挑戦しています。
本人曰く「ゲームはまだまだ下手っぴだけど、楽しむことは誰にも負けない!」とのことで、実際プレイ中も上手くいかない場面で悔しがったり驚いたりしつつ心からゲームを楽しむ様子が伝わってくるのが特徴です。
例えば人気インディーゲーム『UNDERTALE』を実況した際には、高難度ボス「サンズ」戦に何時間も再挑戦し続け、クリアした瞬間には大きな達成感を視聴者と共有しました。
ホロライブ公式のマインクラフトサーバーでも精力的に活動しており、建築センスを活かして大規模な建造物を作ったり他メンバーとコラボ企画を行ったりしています。

雑談配信では、夜遅い時間帯にまったりとお酒を飲みながら語る「晩酌雑談」や、朝方に軽くお話しする配信など、リラックスできる雰囲気づくりが上手です。
リスナーから寄せられた質問や日常の出来事についてトークし、その穏やかな声質も相まって「聞いていて癒やされる」「落ち着く」と評判です。
フレア自身オタク気質な一面もあり、好きなアニメや音楽の話題で盛り上がることもあります。
音楽ユニットSound Horizonのファンであることを公言しており、配信中にその話題で熱く語ったり、同じくSound Horizon好きの白上フブキや角巻わためと趣味談義で盛り上がる場面も見られます。

歌配信も得意ジャンルの一つです。
アニメソングやボーカロイド曲、J-POPまで幅広いレパートリーを持ち、リクエストに応えて生歌を披露します。
透き通った中低音からパワフルな高音まで出せる声量の持ち主で、バラードからロック調の曲まで歌いこなす実力があります。
深夜に突然ゲリラ的に歌枠を開くこともあり、そのサービス精神にファンは喜んで駆け付けています。
過去にはチャンネル登録者数50万人突破記念として50万人耐久歌枠を開催し、約6時間にわたり休憩少なめで60曲以上を歌唱したこともありました。
この配信では持ち前のスタミナと歌への情熱を見せつけ、途中何度も視聴者と盛り上がりながら完走しています。

ASMR配信については、フレア本人はそれほど頻繁には行っていませんが、何度かささやき声の癒やし配信に挑戦したことがあります。
フレアの柔らかい声質はASMRとの相性も良く、耳元で囁くような配信では普段と違う一面を楽しめると好評です。
もっとも、サービス精神旺盛なフレアらしく、ASMR中についテンションが上がってしまい可愛らしい笑い声を漏らしたり、ネタ要素を入れてしまうハプニングもあり、それが「フレアらしい」と逆にファンにウケる場面もあります。

全体的に、不知火フレアの配信スタイルは「自分も視聴者も一緒に楽しむことを重視しており、たとえゲームの腕前に自信がなくてもみんなで笑い合いながら盛り上がる空間を作り出すのが上手です。
初見の人でも入り込みやすい温かい雰囲気があり、「最近ホロライブを知った」という初心者ファンにもおすすめできる配信者と言えるでしょう。

人気配信企画や話題になった出来事

不知火フレアはこれまで数多くの配信企画やイベントで話題を提供してきました。
その中でも特に有名なのが、「不知火建設(通称:しらけん)」と呼ばれるホロライブ内企画です。
これはフレアがホロライブサーバーのマインクラフトで建築プロジェクトを始めた際、自ら社長に就任した架空の建設会社になぞらえて名乗ったものです。
フレア社長のもとに尾丸ポルカ(副社長)、さくらみこ(教育係)、星街すいせい(営業部長)、白銀ノエル(インターン)といった仲間が集い、大型建築や冒険を協力して行う様子が配信されると、大変な盛り上がりを見せました。
しらけんによる遊園地や巨大建造物の制作実況はファンの人気企画となり、メンバー同士の掛け合いや達成した建築物のクオリティも相まってホロライブ内でも屈指の名物コンテンツとなりました。
その勢いは留まることを知らず、2025年2月には「不知火建設社員総会」と題した初のオフラインファンミーティングイベントが開催されるまでに至りました。
会場ではフレアたちしらけんメンバーが登壇し、プロジェクションマッピングを用いた建築発表やトークショーが行われ、リアルとバーチャルの垣根を越えた企画として大きな注目を集めました。

もう一つの印象的な出来事は、「ノエフレ旅行」と呼ばれるものです。
これは2020年2月にフレアと同期の白銀ノエルが、新潟県への1泊2日の旅行に出かけた際、その様子を配信でレポートした企画でした。
ホロライブ公式と新潟県のタイアップ企画(FUKKOツイート旅「2020年ここは行くべき14都県」)でもあり、ノエルとフレアは現地の温泉旅館や観光名所を訪れ、夜には旅館の一室からお酒を飲み交わしながらのオフコラボ雑談配信を行いました。
普段とは違うゆったりした雰囲気の中で見せる二人の素の掛け合いが「まるで女子旅を覗いているよう」と話題になり、視聴者からは「尊い…」「行動力がすごい」と大反響を呼びました。
旅行後にはお土産話配信として「#ノエフレ新潟旅行」のハッシュタグで振り返り配信も行われ、フレア自身「幸せのお裾分け」と称して新潟旅行の思い出をたっぷり語っています。
この企画は同期の仲の良さが伝わる微笑ましいエピソードであり、フレアとノエルの絆を象徴する出来事としてファンの記憶に残りました。

また、節目ごとの記念配信もフレアの人気コンテンツです。
毎年8月7日のデビュー記念日には周年記念放送を行い、活動を振り返ったり新情報を発表したりしています。
特に2周年記念配信では自身初となる3Dライブコンサート「不知火フレア2周年記念ライブ」を開催し、ホロライブ公式スタジオから歌とダンスを生披露しました。
この配信にはサプライズゲストとしてホロライブメンバーが駆けつけ、一緒にユニット曲を歌う場面もあり、大いに盛り上がりました。
3D空間でキレのあるダンスを踊るフレアの姿や、最後に感極まって涙を流しながらファンへ感謝を述べる姿に、多くの視聴者が心を打たれたと言います。

その他にも、長時間耐久配信で話題を呼んだことがあります。
前述のUndertaleの耐久の他、例えばRPGのクリア耐久や朝までマイクラ作業雑談など、フレアは時折「○○するまで終われまてん」企画に挑戦します。
持ち前の根気強さとファンとの一体感で最後までやり遂げる姿は「不知火フレアの配信魂」を感じさせ、視聴者からも称賛のコメントが寄せられています。
一方で無理をしすぎてファンに心配されることもあるため、最近では健康に留意しつつ楽しめる範囲で配信に臨んでいるようです。

音楽活動

歌が大好きと公言している不知火フレアは、ホロライブ内でも音楽活動に熱心なメンバーの一人です。
まず、YouTubeでは様々な歌ってみた動画(カバー曲)を公開しており、美しいハーモニーや力強いボーカルで人気楽曲を歌い上げています。
中でもボーカロイド曲「KING」のカバーは彼女の代表的な動画となっており、そのクールな歌声と完成度の高いMVが高評価を受け再生数を伸ばしました。
他にもアニソンやJ-POPのカバーを多数投稿しており、フレアの歌声で新たな魅力が引き出されたとファンから好評です。

オリジナル楽曲の制作・発表にも積極的に取り組んでいます。
初のオリジナル曲「Smile & Go!!」を2021年4月にリリースして以降、コンスタントに新曲を発表してきました。
明るく前向きな曲調が特徴の「Smile & Go!!」はフレアのテーマソング的な一曲で、歌詞にはファンへの感謝とこれからの抱負が込められています。
以降も2022年に「全力ジャンピング!」「フレ!フレ!エルフレ!」といったシングル曲を発表しました。
「フレ!フレ!エルフレ!」はタイトル通りファン(エルフレンド)への応援歌になっており、ライブでも盛り上がるコール&レスポンスが楽しい一曲です。

2023年9月には1stアルバム『Canvas』をリリースしました。
このアルバムにはそれまでのオリジナル曲に加え、新曲も含む計8曲が収録されており、フレアの音楽活動の集大成と言える内容です。
代表的な収録曲としては、荘厳な世界観を歌い上げた「ユグドラシル」や温かいメッセージソング「アトリエ」、ファンタジックで疾走感のある「SKYSONAR」などが挙げられます。
アルバム発売記念の配信では各曲に込めた想いや制作秘話を語り、ファンからは「どの曲もフレアの個性が出ていて素敵」「歌唱力がさらに向上している」といった感想が寄せられました。

アルバム以降も新曲リリースは続いており、2024年8月には「マーブル冴える」、2025年2月には「Funfair」、2025年4月には「薄明光線」と立て続けにシングルを発表しています。
こうしたオリジナル楽曲はiTunesやSpotifyなど各音楽プラットフォームでも配信されており、VTuberファン以外のリスナーの耳にも届き始めています。
フレア本人も「自分の歌をもっともっとみんなに聞いてもらいたいな!」という夢を公式プロフィールで語っており、音楽活動への意欲と情熱の強さがうかがえます。

ライブパフォーマンスの面でも、不知火フレアは数々の舞台を経験しています。
2020年1月の「hololive 1st fes. ノンストップ・ストーリー」でホロライブ全体ライブに初出演し、初めて3Dモデルで観客の前に立ちました。
以降毎年開催されているホロライブの大型ライブイベント(通称ホロライブフェス)には連続して出演しており、ソロ曲やユニット曲を堂々と歌い上げています。
2021年2月のホロライブ公式コンサート「Bloom,」ではホロライブメンバーによるアイドルライブに参加し、幻想的なオリジナル曲をパフォーマンスしました。
さらに同年11月にはホロライブファンタジー 1stライブ『FAN FUN ISLAND』が開催され、ホロライブ3期生5名だけの単独ライブを実現しました。
このライブでフレアは同期たちと息の合ったユニット曲を披露したり、観客に向けて「私たちのファンタジーの世界へようこそ!」と呼びかけたりと、大舞台でも物怖じしない堂々とした姿を見せました。
彼女はこの日のためにボイストレーニングやダンス練習を重ねていたといい、成功させたことで大きな自信を得たようです。

その後も「hololive 3rd fes. Link Your Wish」(2022年)、「hololive 4th fes. Our Bright Parade」(2023年)、「hololive 5th fes. Capture the Moment」(2024年)、「hololive 6th fes. Color Rise Harmony」(2025年)と、毎年の大型ライブで存在感を発揮しています。
2023年にはホロライブの楽曲プロジェクト「Blue Journey」にも参加し、しっとりとしたバラード曲で新境地を見せました(英語圏VTuberのIRySとのデュエット曲「青く在れ」はファンの間で話題となりました)。
このように、不知火フレアはライブでも観客を沸かせるエンターテイナーであり、その歌唱力と表現力は年々磨きがかかっています。

ファンとの関係性やコミュニティ文化

不知火フレアのファンは「エルフレンド」と呼ばれています。
この名称は「エルフのフレンド(友達)」に由来し、フレア自身がファンを大切な仲間・友人として見ていることを象徴しています。
フレアのコミュニティはアットホームで温かい雰囲気が特徴で、新規のファンでもすぐに「エルフレ」として迎え入れられる包容力があります。
配信ではコメント欄でエルフレンド同士が挨拶したり、フレアに対して愛称で呼びかけたりと和気あいあいとした交流が見られます。
フレア自身、配信中によく視聴者に話しかけ「○○してくれてありがとうねー」とフランクに感謝を伝えるなど、ファンとの距離が近い接し方をしています。

フレアのファンコミュニティ文化にはいくつか特徴的なものがあります。
一つはファンアートの盛り上がりです。
彼女の公式ファンアートタグ「#しらぬえ」には日々多くのイラストや漫画が投稿されており、フレア本人も時間を見つけては「エゴサ」(エゴサーチ)でチェックし、気に入った作品にいいねを送ったり配信で紹介したりしています。
ファンアートにはエルフのフレアを美麗に描いたものから、配信中の面白シーンを切り取った4コマ漫画、さらにはフレアと他メンバーの微笑ましい関係性を描いたものまで多種多様で、フレアも「みんな才能ありすぎ!本当に嬉しい」とコメントしています。

また、YouTubeのメンバーシップ(有料ファンクラブ)の名称は「止まり木」と名付けられています。
これは「鳥が羽を休める止まり木」のように、フレアとファンが安心して集まれる憩いの場という意味が込められています。
メンバー限定配信ではより踏み込んだトークやカラオケ、時には悩み相談に乗るような企画もあり、止まり木の名に違わずリラックスした雰囲気でファンとの交流を深めています。
フレアは「困ったときはいつでも頼ってね!」という言葉通り、リスナーが日常で落ち込んだ時に元気づけられるような配信を心がけており、その優しさに救われているファンも多いようです。

ファンとの距離感が近いエピソードとしては、節目の配信でのフレアの反応が挙げられます。
例えばチャンネル登録者10万人達成時には、「おつぬいでした!10万人ありがとう!」と配信終了後にTwitterで感謝の言葉を投稿し、興奮冷めやらぬ様子で喜びを共有しました。
また、100万人達成時の記念配信では、視聴者から届いた多数のお祝いメッセージに一つ一つ目を通し、「こんなにたくさんのエルフレに支えられて幸せです」と涙ながらに感謝を述べています。
その姿にもらい泣きするファンも続出し、「こちらこそついてきてくれてありがとう」「フレア推しで良かった」とコミュニティ全体が温かな感動に包まれました。
このように、フレアとファンの間には互いに励まし合い支え合う信頼関係が築かれており、ホロライブ内でも特にアットホームなファンコミュニティとして知られています。

コラボ実績やホロライブ内外の交友関係

不知火フレアはコラボレーション配信にも積極的で、ホロライブ内で様々なメンバーと共演しています。
特に同期の白銀ノエルとはプライベートでも仲が良く、二人のコンビはファンから「ノエフレ」と呼ばれて親しまれています。
ノエルとはデビュー当初から頻繁にコラボし、マインクラフトでの二人旅実況やホラーゲームの二人実況、料理をテーマにしたバラエティ配信など多彩な企画に挑戦してきました。
配信中にノエルがフレアに甘えたり、フレアが照れつつも世話を焼いたりする微笑ましい掛け合いは「尊い」「見ていて和む」と評判です。
先述の通り二人で旅行配信を行うほど仲が深く、公私にわたり信頼し合っている様子が伺えます。

同じく同期の宝鐘マリン兎田ぺこらとも息の合ったコラボを展開しています。
マリンとはテンポの良い漫才のようなトークで笑いを生み、マリンが下ネタ気味の発言をするとフレアが「も〜マリンったら!」とツッコミを入れるのがお約束の流れになっています。
ぺこらとはゲームの対戦や企画で共演することが多く、ぺこらのボケにフレアが冷静に返す絶妙なコンビネーションで視聴者を楽しませています。
3期生全体でのコラボでは、Marine・Noel・Flareの年長組(お姉さん組)トリオでユニット曲を歌ったり、ぺこら・るしあを交えた5人でのバラエティ企画に挑戦したりと、ホロライブファンタジーの結束力の高さを見せています。

ホロライブ内での交友関係は同期以外にも広がっています。
フレアは大空スバル夏色まつりなど他期生ともゲーム実況コラボを行い、明るい性格同士でワイワイ盛り上がる配信を届けています。
また、先述の不知火建設(しらけん)のメンバーである尾丸ポルカさくらみこ星街すいせいとは特に親しい間柄です。
マインクラフトをきっかけに結束したこのグループでは、企画会議と称してDiscord上で深夜まで雑談することもあるようで、公私ともにフレアが「社長」として皆をまとめつつ、賑やかに楽しんでいる様子が伝わってきます。
フレア自身、「しらけんメンバーは本当に家族みたい」と語っており、ホロライブ内でも有数の仲良しグループとしてファンから愛されています。

音楽の趣味を通じた交友では、白上フブキ角巻わためとの繋がりが挙げられます。
フブキ・わためとは前述のSound Horizon好きという共通点があり、オフで一緒にカラオケに行って同グループの曲を熱唱したこともあるそうです。
配信でも「サンホラ(Sound Horizon)のこの曲が好き」とマニアックな話題で盛り上がることがあり、そうしたオタクトークができる気の合う仲間として貴重な存在になっています。

ホロライブ外部とのコラボについては、基本的にホロライブメンバー同士での配信が中心ですが、いくつか特筆すべき取り組みもあります。
一つは公式コラボ企画への参加です。
2024年1月には人気スマホゲーム『妖怪ウォッチ ぷにぷに』とのコラボイベントで、不知火フレアがゲーム内キャラクターとして登場しました。
フレアを模した可愛い妖怪キャラがプレイヤーに使用できるようになり、「推しをゲームで操作できる!」とファンを喜ばせました。
また2024年10月には、フレアを主人公に据えたブラウザゲーム『FLARE NUINUI QUEST』がリリースされています。
これはホロライブ公式のミニゲームシリーズの一環で、ドット絵になったフレアを操作して冒険する内容で、VTuberのキャラクターゲーム化として注目を集めました。

英語圏やインドネシアなど海外のHololiveメンバーとも必要に応じてコラボしています。
英語が得意ではないフレアですが、ホロライブEN所属のIRySとホラーゲーム「The Forest」で協力プレイをした際には、お互い拙い言葉ながらも助け合ってクリアを目指す国際交流コラボとなりました。
言語の壁を越えて仲良くなろうとする姿に、日英両方のファンから温かい声援が送られました。
このように、主戦場は日本語配信ながらも海外ファンも大切にしており、実際Twitterでは英語で近況を発信したり海外ニキ(海外ファン)のコメントに反応したりすることもあります。

その他印象的なエピソードやキャラクターの魅力

不知火フレアの魅力は、その人柄と才能のバランスにあります。
落ち着いたトーンのハスキーボイスは一度聞くと耳に残る心地よさで、「フレアの声には癒やし効果がある」と評されます。
その一方で、ホラーゲームで悲鳴を上げたり難関ゲームに燃えて闘志を見せたりと、感情表現が豊かなところも親近感が湧くポイントです。
怖がりつつも挑戦を諦めない姿には健気さが感じられ、見ている側もつい応援したくなってしまいます。

フレアは涙もろいことでも知られています。
ファンからの手紙やスーパーチャットで真剣な思いが伝わると、配信中でもぽろぽろと涙を流してしまうことがあります。
1周年記念配信ではファンから寄せられたお祝いメッセージを読み上げ、「みんながいるから頑張れた」と声を震わせて感謝する場面がありました。
こうした素直でまっすぐなリアクションに、視聴者も心を打たれ「ずっと応援するよ!」と結束を強めています。
嬉しいときは大笑いし、悲しいときや嬉し涙は隠さず流す——そんな人間味あふれるフレアの姿が、多くのファンの心に響いているのです。

デビュー当初、ホロライブ3期生の中でフレアは比較的地味な存在と言われた時期もありました。
同期には兎田ぺこらや宝鐘マリンといった爆発的な人気者がいたため埋もれがちでしたが、フレアはコツコツと自分のペースで努力を重ねました。
地道な配信活動とファンとの丁寧な交流を続ける中で徐々に注目を集め、歌や企画のクオリティの高さも相まって着実にファン層を拡大していきました。
その結果が前述のチャンネル登録者数100万人突破という大きな節目に繋がっています。
派手さよりも堅実さと温かさで勝負する不知火フレアのスタイルは、VTuber界隈において唯一無二の魅力となっています。

最後に、不知火フレアというVTuberの魅力を一言で表すならば「寄り添ってくれる癒やしの存在」でしょう。
ゲームに疲れた夜、彼女の優しい声を聞けば思わず心がほぐれるような安心感があります。
しかし決してそれだけに留まらず、いざというときは頼れる姉御肌っぷりで勇気づけてくれる強さも兼ね備えています。
ファンタジーの住人でありながら現実の私たちに寄り添い、笑いと癒やしを届けてくれる不知火フレア——その物語はこれからも続いていき、ファンとともに新たなページを紡いでいくことでしょう。

管理人のひとこと

最後までお読みいただきありがとうございます。
不知火フレアさんは、ホロライブの中でも落ち着いた雰囲気と面倒見の良さが光る素敵なVTuberです。
最近ファンになった方も、ぜひ彼女の配信を観てその温かい世界観に触れてみてください。

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