ホロライブプロダクションの新プロジェクト「hololive DEV_IS」(ホロライブ デバイス)は、2023年に始動した新たなVTuberグループです。
「成長」と「挑戦」をテーマに掲げ、既存のホロライブ本体とは一味違う取り組みを行うことで注目を集めています。
本記事では、hololive DEV_ISの設立背景や所属タレント(ユニットごと)の紹介、活動内容の特徴、他プロジェクトとの違い、SNSやYouTubeでの盛り上がりなどを、新規ファンにも分かりやすく包括的に解説します。
ホロライブファンなら押さえておきたいキーワードやポイントを整理していますので、ぜひ最後までご覧ください。
hololive DEV_IS設立の背景・コンセプト
hololive DEV_ISは、カバー株式会社がホロライブプロダクション内に2023年9月に新設した女性VTuberグループです。
従来の日本ホロライブ(ホロライブ本体)やインドネシア、English(英語圏)の各ホロライブ支部と並ぶ「姉妹グループ」という位置づけになっています。
ホロライブの新たな展開として生まれたこのプロジェクトには、設立に至る明確な背景と狙いが存在します。
まず、設立の理由として公式に語られているのが、「従来のグループの良さを維持しつつ、新しいチャレンジを行うため」という点です。
初期からのホロライブ本体は、VTuberのライブ配信や音楽活動、アイドル活動などで成功を収め、大規模なステージイベントや多様な企画にも挑戦してきました。
その結果、ホロライブは非常に大きな存在へと成長し、多くの熱心なファンの支持を得ています。
しかし一方で、組織やステージが大きくなりすぎたことで、新人タレントがゼロから成長する過程を見せたり、新規の試みを気軽に行ったりするのが難しくなりつつあるという現実もあったようです。
そこで運営は、新しいタレントたちに既存とは異なる成長ストーリーを歩ませ、ファンと共に新鮮な挑戦を積み重ねていける場を作りたいと考えました。
その「新たなステージ」として立ち上げられたのがhololive DEV_ISです。
グループ名「DEV_IS」はDevelopment(開発・成長)とIs(存在)を組み合わせた造語であり、「ファンと一緒に成長物語を描き、確固たる存在へと育っていく」という願いが込められています。
活動コンセプトは、従来のVTuber活動に加えて「何か一つの内容に特化した新たな挑戦をユニット単位で行い、ファンと共に成長していく」ことです。
つまり、DEV_ISに所属するタレントたちはユニット(グループ)ごとにテーマを持った挑戦に取り組み、そのプロセスや成果をファンと共有していくスタイルをとります。
この「ユニット重視」の方針により、メンバー同士の絆や共同作業をこれまで以上に前面に押し出し、ファンも含めた一体感の中で成長を実感できるようなグループを目指しています。
所属タレント紹介:ユニットごとの特徴とメンバー
hololive DEV_ISには現在、2つのユニットが存在します。
第1弾ユニットとして2023年9月にデビューした「ReGLOSS」(リグロス)と、第2弾ユニットとして2024年11月にデビューした「FLOW GLOW」(フロウグロウ)です。
それぞれ5名ずつの女性VTuberメンバーで構成されており、ユニットごとに異なるコンセプトや音楽性で活動しています。
ここでは各ユニットの概要とメンバーの特徴を簡単にご紹介します。
ReGLOSS(hololive DEV_IS 第1弾ユニット)
hololive DEV_IS第1弾ユニット「ReGLOSS」のデビュービジュアル。
ReGLOSS(リグロス)は2023年9月にお披露目された、hololive DEV_IS初の5人組VTuberガールズユニットです。
ホロライブ新グループ発表時に同時デビューが告知され、大きな話題を呼びました。
ユニット名の「ReGLOSS」には「もう一度磨き上げる」というニュアンスがあり、この世界を塗り替えるべく挑戦していくという意気込みが感じられます。
メンバー5人はいずれも個性的なキャラクター設定を持っており、各自で異なる得意分野やバックグラウンドを備えています。
- 火威 青(ひおどし あお) … クールに見える孤高の漫画家。普段はクールを装っていますが、内心は熱烈なオタク気質を隠し持っています。自分がどう見られるかを気にして外ではきちんとした振る舞いを心掛ける一方、家ではぐうたらな一面も。
- 音乃瀬 奏(おとのせ かなで) … いつも音楽と共に生きる音楽家の卵。嬉しいことや悲しいことがあると感情がすぐ表に出る素直な性格で、好きなことのためならどこまでも頑張れる努力家です。苦手なことには子供っぽく嫌がる一面もありますが、美味しいご褒美があれば機嫌が直る可愛らしさも持っています。
- 一条 莉々華(いちじょう りりか) … 若くして会社を立ち上げた新進気鋭の女社長。好奇心の赴くままに起業し現在は順調に経営中という才女です。人とのコミュニケーション能力が高く、自ら海外企業との交渉もこなす行動派ですが、私生活では大雑把な一面もあり家事は苦手というギャップの持ち主です。
- 儒烏風亭 らでん(じゅうふうてい らでん) … 古き良き文化に憧れる落語マニアのおばあちゃん子。和洋問わず伝統芸能やサブカルチャーを愛し、美術館通いが趣味ですが、そのせいで常に金欠気味な庶民派でもあります(本人いわくお酒の買いすぎが原因ではないとのこと)。落語に出会って以来トークが大好きになり、自分で小噺を作ることにも挑戦中という個性派です。
- 轟 はじめ(とどろき はじめ) … 「宇宙一の番長」を目指す熱血なんでも屋。なぜ番長を目指すのか詳細は謎ですが、とにかくじっとしていられず体を動かすことが大好きな元気娘です。反面、細かい道具の扱いは苦手で料理もできないという不器用さも。相棒のカエル(?)「ばんぺん」から日々“真の番長”になるための教えを受けているというユニークな設定です。
こうした多彩なキャラクターたちが集まるReGLOSSは、「歌とダンスへの挑戦」を中心テーマに掲げています。
実際、デビュー直後からオリジナル楽曲である『瞬間ハートビート』を引っ提げて音楽活動をスタートし、5人全員で歌って踊るパフォーマンスに力を入れている点が大きな特徴です。
公式プロフィールによれば、メンバーそれぞれの持ち味を生かしつつ世界を塗り替えるような活動を日々続けていくとされており、新人ながらも精力的にライブ配信や動画投稿に取り組んでいます。
なお、ReGLOSSには「グロッサー(Glosser)」という公式ファンネームが付けられており、「We are ReGLOSS!(ウィーアー・リグロス!)」という掛け声がファンとの合言葉にもなっています。
また、設定上ではメンバーが集う拠点としてライブハウス「超VeryBad」(通称:ちょべりば)が登場するなど、ユニット全体でのストーリー性も演出されています。
新人5人が力を合わせゼロからライブハウスを盛り上げていく様子は、まさにhololive DEV_ISが目指す「成長」と「挑戦」の物語そのものであり、多くのファンがこのプロセスを見守り応援しています。
FLOW GLOW(hololive DEV_IS 第2弾ユニット)
hololive DEV_IS第2弾ユニット「FLOW GLOW」のデビュービジュアル。
FLOW GLOW(フロウ グロウ)は2024年11月にデビューした、DEV_IS発の2組目の5人組ユニットです。
ReGLOSSに続く“第2波”の新人グループとして登場し、デビュー発表と同時に公開された情報や楽曲からヒップホップ色の強い音楽ユニットであることがうかがえます。
ユニット名の「FLOW GLOW」は英単語で「流れ」と「輝き」を意味し、その名の通りエネルギッシュで勢いのあるグループ像を感じさせます。
FLOW GLOWの5人もまた個性豊かで、ReGLOSSとは異なるカラーを持ったメンバー構成になっています。
- 響咲 リオナ(いさき りおな) … FLOW GLOWのリーダーを務めるストイックな負けず嫌い娘。誰にも舐められまいとクールで強気な立ち振る舞いを心掛けていますが、実は小動物に目がなく面倒見の良い一面もあります。少年漫画好きで情熱家なところがあり、見た目とのギャップも魅力です。
- 虎金妃 笑虎(こがねい にこ) … 自他ともに認めるお笑い担当で、ムードメーカー的存在。人を笑顔にするためなら自分を犠牲にすることも厭わない情熱家で、多少キャラが崩壊しようがゴリ押しだろうが、最終的にオチで笑わせられればOKという芸人魂の持ち主です。朝に弱く寝起きはボサボサ頭という庶民的な面や、飼い猫に振り回される一面もあり親しみやすさ抜群です。
- 水宮 枢(みずみや すう) … グループの宣伝担当を自称し、SNS大好きっ子として日々ネットで発信に勤しむ女の子です。もっと人から愛されたい、褒められたいという願望が強く、いつも何かをもぐもぐ食べながら配信ネタを探しています。仲間に出会えたことで世界も捨てたもんじゃないと前向きになり、神様ありがとう!ついでに身長も伸ばしてください!と願う可愛らしいキャラクターです。
- 輪堂 千速(りんどう ちはや) … 趣味はドライブ、特技はDJというパワフルガール。自称「300馬力」の勢いで喋りまくり歌いまくる、ブレーキ知らずの元気者です。真面目な性格と好奇心旺盛さを併せ持ち、初心者DJながらめきめきと成長中。自身の愛車にメンバーを乗せてあちこち走り回る時間を何より大切にしているという設定で、グループ内では頼れる運転手的ポジションです。
- 綺々羅々 ヴィヴィ(ききらら ヴぃゔぃ) … 美を追求するおしゃれ担当。より美しくなれるものを目にするとじっとしていられない性格で、美容やメイクに関する探求心が人一倍強い女の子です。感情表現が豊かで思ったことをズバッと言うタイプですが、時折方言混じりになるのもチャームポイント。天敵は直射日光で、引きこもりがちな生活のおかげでお肌は真っ白というユニークな設定です。
FLOW GLOWはデビューに際してオリジナル楽曲『FG ROADSTER』を発表しており、これはタイトル通り車(ロードスター)をテーマにしたヒップホップ調の楽曲となっています。
有名ラッパーやトラックメイカーが楽曲制作に参加しており、メンバーたちもラップに初挑戦するという意欲的な内容です。
このように音楽面ではヒップホップやストリートテイストを前面に押し出しているのが特徴で、ReGLOSSのポップで王道アイドル的な路線とはひと味違う個性を放っています。
また、FLOW GLOWのデビュー時には原宿でのポップアップイベント開催が告知されるなど、リアルイベント面でのプロモーションも行われました。
ホロライブ史上初めて新人ユニットのデビュー記念リアルポップアップストアが展開され、メンバーをイメージしたファッション展示や限定グッズ販売が行われる予定となっており、ファンの間で大きな話題になりました。
こうした大胆な試みからも、DEV_ISが従来の枠組みにとらわれず新しい盛り上げ方に挑戦している姿勢が伝わってきます。
ストーリー設定の面では、FLOW GLOWにはメンバーのたまり場として「FLOW GLOW HOUSE」というカフェ風のスペースが登場し、さらには千速の愛車である大型ワゴン車「ふぐ太郎」まで設定されています。
メンバー5人がこの車に乗って遠征したり、カフェに集まって作戦会議をしたり…といった情景が公式サイト上のミニストーリーで描かれており、ユニットとしての結束や世界観が感じられる工夫が凝らされています。
hololive DEV_ISの活動内容・方針の特徴
ユニット主体の活動と音楽展開
hololive DEV_IS最大の特徴は、前述のように「ユニット単位での挑戦」を重視した活動を行っていることです。
従来のホロライブタレントは基本的に個人での配信活動が中心で、コラボやライブはあっても固定メンバーのユニットとして動くことは少なめでした(ホロライブ内のユニットは非公式の仲良しグループ的なものが多く、メンバー固定でデビューした例は過去にはありません)。
対してDEV_IS所属タレントたちは、デビューの時点からユニット名が与えられ、グループでの楽曲リリースや企画を積極的に展開しています。
例えば、ReGLOSSは先述の通りデビュー即日にオリジナル曲『瞬間ハートビート』のMVを公開し、その後もユニットとしてカバー曲を歌ってみた動画を投稿したり、5人全員での歌唱配信を行ったりしています。
FLOW GLOWも同様に、デビュー曲『FG ROADSTER』のMV公開と音源配信を皮切りに、メンバー全員参加の音楽企画やリレー配信を実施しました。
ホロライブ公式YouTube内には「hololive DEV_IS公式チャンネル」も開設され、そこでは両ユニットによるオリジナル楽曲のMVやコラボ動画が公開されています。
このように音楽活動に特に力を入れている点はDEV_IS全体の方針と言えますが、単に歌手志向というだけではなく「ユニットとして」活動する点がポイントです。
5人がチームとなって息を合わせ、一つのステージを作り上げていく様子をファンに見せることで、共同の挑戦と成長の物語を届けようとしているのです。
実際、VTuberファン文化にはタレント同士の関係性を尊ぶ傾向(いわゆる「てぇてぇ」と称される尊さを楽しむ風土)がありますが、DEV_ISでは公式にユニットとしての絆を前面に打ち出すことで、そうした魅力を一層引き立てています。
「挑戦」と「成長」の演出
DEV_ISでは各ユニットに明確な目標やミッションが設けられている点も特徴的です。
特に顕著なのが、ReGLOSSに対して運営から提示されたチャンネル登録者数に関するチャレンジでした。
デビューから半年を迎えた2024年3月、ReGLOSSのハーフアニバーサリー配信において「3Dお披露目への道~全員でチャンネル登録者数250万人を目指す!」というサプライズ目標が発表されました。
これは5人合計で250万人(つまり1人あたり50万人)というかなり高い数字の目標ですが、達成できれば正式に3Dモデルでのステージデビューが叶うという趣旨で提示されたものです。
この発表当初、ファンからは驚きの声も上がりましたが、「大きな目標に向かってメンバーとファンが一緒に頑張る」という物語性が評価され、現在ではReGLOSSメンバーも前向きに受け止めて活動のモチベーションとしています。
ホロライブ本体では従来、一定期間活動した新人タレントには順次3Dモデルが提供される慣例がありましたが、DEV_ISではあえて数字の目標を設定することでゲーム感覚での成長イベントとして演出しているとも言えます。
運営側も「挑戦と成長」を掲げるDEV_ISらしい盛り上げ施策として位置付けており、ファンもその過程を物語として楽しみながら協力している状況です。
このように目標に向かうストーリーが用意されていることや、ユニットごとに曲のジャンルやコンセプトが明確に打ち出されていることなど、DEV_ISの活動は全体的に企画性が高い点が特徴となっています。
各メンバー個人の自由な配信ももちろん行われていますが、それ以上に「次はユニットでどんな新曲やライブに挑戦するのか」「目標達成に向けてどんな企画があるのか」といったグループ全体の展開にファンの関心が集まる傾向があります。
新人VTuberグループとしてまさに今駆け出しの状態であり、日々進行形で成長物語が進んでいく様子は、初期のホロライブ本体を思わせるワクワク感を提供しています。
他プロジェクト(ホロライブ本体・EN・ホロスターズ等)との違い
hololive DEV_ISを理解する上で、他のホロライブ関連プロジェクトとの違いも押さえておきましょう。
カバー社傘下には、ホロライブプロダクションの女性グループ「ホロライブ」(日本)、「ホロライブEnglish」(英語圏)、「ホロライブIndonesia」(インドネシア)、そして男性VTuberグループの「ホロスターズ」があります。
DEV_ISはそれらとどのような点で異なるのか、簡単に比較してみます。
- ホロライブ本体(日本組)との違い: ホロライブ本体はいわゆる初期からの「ホロライブ1期生~6期生」といった期生制度でメンバーを追加してきました。一方、DEV_ISは期生ではなくユニット単位でメンバーをデビューさせています。例えばReGLOSSはホロライブ第7期生ではなく、DEV_IS第1弾ユニットという扱いです。これにより、ホロライブ本体と直接的な先輩・後輩の関係ではなく、別グループの新人という立ち位置が明確になっています。またホロライブ本体のメンバーは基本各自でバラエティ豊かな配信を展開しますが、DEV_ISは上述の通りユニットごとの音楽活動や共同企画を主軸にしている点でも方向性が異なります。
- ホロライブENやIDとの違い: ホロライブEnglish(英語)やIndonesia(インドネシア)は、言語・地域を軸に展開した姉妹グループです。基本コンセプトや活動スタイルは日本のホロライブ本体と近く、英語圏・インドネシア語圏向けにVTuberを展開するという位置づけでした。一方、DEV_ISは日本を拠点とするコンセプト重視の姉妹グループであり、特定の言語や地域にフォーカスしていません(現時点では所属メンバーはいずれも日本語をメインに活動)。言語以外の面で差別化されたグループという点が、ENやIDとは異なるポイントです。つまりDEV_ISは国内向けの新企画でありつつ、将来的には日本語圏のみならずグローバルにも発信し得る潜在力を持ったグループと言えます。
- ホロスターズとの違い: ホロスターズはホロライブプロダクション傘下の男性VTuberグループです。男性アイドル・男性ストリーマーとしての色を打ち出し、ホロライブ(女性)とは別ラインで運営されています。DEV_ISはホロライブ同様女性VTuberで構成されていますが、ホロライブ本体ではない独立グループという点でホロスターズに近い立ち位置です。もっとも、活動内容としてはホロスターズがゲーム配信やトーク主体であるのに対し、DEV_ISは女性グループらしく音楽・ライブパフォーマンス寄りであるなど、方向性はかなり異なります。また昨今ではホロスターズとホロライブ(女性陣)のコラボは限定的ですが、DEV_ISメンバーはホロライブ本体の先輩タレントとも比較的交流がある様子で、配信上での絡みなども徐々に見られます。DEV_ISはあくまで「ホロライブの妹分」的ポジションであり、性別の壁があるホロスターズとはまた別種の存在と言えるでしょう。
まとめると、hololive DEV_ISはホロライブ本体や各国支部とも異なる新路線を行くグループでありながら、ホロライブファミリーの一員として位置づけられています。
既存ファンから見ると「ホロライブ第○世代」ではない特殊な後輩グループという扱いになりますが、その新鮮な試みに戸惑いつつも温かく迎え入れられており、従来のホロライブ文化と新グループの融合が進んでいる段階です。
SNSやYouTubeでの盛り上がり・話題エピソード
hololive DEV_ISおよび所属ユニットは、デビュー前後からSNSやYouTube上で大きな話題を呼んでいます。
ここでは主な盛り上がりポイントやエピソードをいくつか紹介します。
デビュー発表時の反響
2023年9月にhololive DEV_ISの存在とReGLOSSのデビューが発表された際、Twitter(現X)上では「#ReGLOSS」や「#ホロライブDEV_IS」といった関連ハッシュタグが瞬く間にトレンド入りしました。
新グループのティザー映像やビジュアル公開に対し、「これはホロライブ第7期生なのか?」「新企画とは一体?」といった戸惑い交じりの反応も多く見られ、ファンコミュニティは考察や期待で大いに沸いたのです。
発表当日の夜にプレミア公開されたReGLOSSのデビュー曲『瞬間ハートビート』MVは、同接(同時視聴者数)がピーク時に十万人規模に達し、公開からわずか1日足らずで再生回数100万回を突破する勢いを見せました。
YouTube上でも「待ってました!」「ホロライブに新風が吹く予感」などとコメントが殺到し、新グループの門出を祝福するムードが広がりました。
また初配信となる各メンバーのデビューストリームも、多くのホロライブ既存ファン(先輩タレントのリスナーたち)が駆け付け、総視聴者数は合計で20万人以上に上る盛況ぶりでした。
結果としてデビュー初週で5人全員のチャンネル登録者がそれぞれ10万人を超えるという快挙を成し遂げ、運営側も「次世代VTuberグループの幕開けをご覧ください」と自信を見せる滑り出しとなりました。
なお、ReGLOSSのデビュー当初にはYouTubeのチャンネル登録者数表示が一時的に減少する現象も話題になりました。
急激に登録者が増えたためにYouTubeのスパム対策アルゴリズムが一部登録を無効化したのではないかとも言われましたが、ファンの間では「バグでは?」と心配する声が上がった程度で、その後は順調に数字も回復しています。
むしろ「最初から想像以上の注目度だった証拠」としてプラスに捉えられ、新グループへの期待感の高さを裏付けるエピソードとなりました。
個性的なコンテンツのバズり
DEV_ISタレント達はデビュー後、さっそくSNS発のバズりネタも生み出しています。
中でも象徴的なのが、ReGLOSSの儒烏風亭らでんが配信中に披露した即興ソング「まいたけダンス」です。
らでんがリズミカルに「まいたけ♪まいたけ♪」と踊り歌うこのネタは、そのシュールな面白さからファンの間で大人気に。
切り抜き動画やTikTokへの投稿を通じて瞬く間に広まり、ついには2024年10月、フジテレビ系朝番組『めざましテレビ』の「若者の間で流行中のダンス紹介」コーナーで取り上げられるまでになりました。
テレビ放送時にはVTuberの名前こそ出なかったものの、「まいたけダンス」が地上波に進出したことにファンは大興奮。
この件を受けてホロライブ公式もX上でネタに反応し、後日なんと公式音源として『まいたけダンス』を楽曲リリースするというサプライズ展開もありました。
一発ギャグ的な配信ネタがここまで発展し社会現象化するのはVTuber界隈でも珍しく、DEV_ISの潜在的なバズ発信力を示す出来事となっています。
また、FLOW GLOWに関してもデビュー時から注目を浴びるトピックが多数あります。
例えばデビュー曲『FG ROADSTER』のミュージックビデオは、プレミア公開時にX上で「#FG_ROADSTER」がトレンド入りし、「ホロライブにこんな本格的なラップ曲が!」と驚きと称賛の声が上がりました。
楽曲プロデュースを手掛けたFoux氏や作詞を担当したポチョムキン氏(餓鬼レンジャー)といった著名クリエイター陣が参加していることも話題を呼び、音楽ファンからの注目も集めました。
さらに、先述の原宿ポップアップイベント「FLOW GLOW HOUSE」は平日にも関わらずファンが長蛇の列を作り、Twitter上には現地レポートや限定グッズ自慢の投稿が溢れました。
ホロライブの新ユニットがここまで派手なリアルイベントで盛り上がるのは初めてのことで、DEV_ISの話題性と集客力に業界内からも驚きの声が上がったほどです。
ファンコミュニティの動き
hololive DEV_ISの登場は、既存ファンコミュニティにも新たな風を吹き込みました。
ReGLOSSやFLOW GLOWの公式ハッシュタグ(例:#ReGLOSS、#FLOWGLOW)には、毎日の配信感想やイラスト・二次創作が多数投稿されており、新人とは思えないほど活発なファンアート文化が育っています。
特にReGLOSSのファン「グロッサー」たちは、メンバーごとの個性に合わせた応援スタイルを楽しんでおり、らでんの落語好きにちなみ寄席風のイラストが描かれたり、はじめの掛け声「押忍!」にちなんだコール&レスポンスが配信コメント欄で飛び交ったりとユニークな盛り上がりを見せています。
一方で、ホロライブ本体からのファンも「ホロライブ7期生ではなくDEV_ISとしてデビューした意義」について活発に議論しました。
当初は「分ける必要があったのか?」という声もありましたが、現在では「姉妹グループとして新しい挑戦が見られるのが面白い」「あえて別グループにしたことで既存メンバーとの差別化ができている」と前向きな評価が主流です。
先輩ホロライブタレント達もDEV_ISメンバーにエールを送り、Twitterで絡んだりコラボ配信に招いたりする様子が見られ、ホロライブ全体で新人グループを盛り上げようという温かい空気が感じられます。
管理人のひとこと
hololive DEV_ISは、ホロライブにとって久々の大型新人プロジェクトということもあり、その動向から目が離せませんね。
当初は「DEV_ISって何だろう?」と戸惑った方もいたかもしれませんが、今ではReGLOSSやFLOW GLOWの活躍ぶりを見て、その魅力に引き込まれたファンも多いのではないでしょうか。
ユニットごとのカラーがはっきりしていて、それぞれ違った楽しさがあるので、新規ファンの方も推しやすいグループだと思います。
個人的には、メンバーたちが二人三脚ならぬ五人六脚で挑戦を乗り越えていく物語にとても胸が熱くなっています。
ホロライブの先輩たちともまた違った形での「成長物語」が描かれていく予感がしますし、彼女たちがどんな未来のステージを切り拓いていくのか本当に楽しみです。
初心者の方もぜひ、このhololive DEV_ISの物語に飛び乗ってみてください!
あなたのお気に入りのユニットやメンバーを見つけて、一緒に応援していきましょう。
これからもホロライブDEV_ISから目が離せませんよ!
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