キャラクター設定とデビューの背景
ホロライブ3期生「ホロライブファンタジー」として2019年7月にデビューしたVTuberです。
ウサ耳を持つ孤独がりやな女の子で、にんじんが大好物というキャラクター設定になっています。
挨拶の際には「こんぺこ!こんぺこ!こんぺこー!」という独特のフレーズを用い、語尾には必ず「ぺこ」をつけて話すのが特徴です。
チャーミングで高音の笑い声「アハハハ!」もトレードマークで、初見の視聴者にも強い印象を残します。
キャラクターデザインはイラストレーターの憂姫はぐれ氏が担当し、公式プロフィールにもある通り、いつでもにんじんを食べられるように持ち歩いているというユニークな設定がされています。
活動歴(年ごとの主な出来事)
2019年:7月17日にYouTubeで初配信を行いデビューしました。デビュー直後からゲーム実況を中心に配信活動を開始し、12月には3Dモデルのお披露目配信も実施されています。デビューから約5か月後の同年12月28日にはチャンネル登録者数が10万人を突破し、新人VTuberとして順調な滑り出しを見せました。
2020年:1月に開催されたホロライブ初の全体ライブ「hololive 1st fes. ノンストップ・ストーリー」に出演し、初めて公式大型イベントの舞台に立ちました。以降も精力的にゲーム実況や企画配信を続け、この年の終盤には飛躍的な成長を遂げます。12月にはYouTubeチャンネル登録者数が100万人を突破し、VTuber全体で6人目、ホロライブメンバーとしては白上フブキさんに次ぐ4人目の快挙となりました。
2021年:1月12日の自身の誕生日配信で、初のオリジナル楽曲『ぺこらんだむぶれいん!』を発表しました。
同日にはその楽曲が配信開始され、VTuberアイドルとしての一歩を踏み出します。
2月にはホロライブのライブイベント「Bloom,」(ホロライブアイドルプロジェクト1stライブ)にも参加し、歌手としてのパフォーマンスも披露しました。
配信活動ではこの年も快進撃が続き、2021年の女性ストリーマー視聴時間ランキングで世界3位にランクインするなど、前年以上にグローバルな人気を示しました。
さらに2021年の年間スーパーチャット(投げ銭)ランキングでも世界トップクラスの金額を記録し、日本のVTuberシーンを代表する存在となりました。
この年はゲーム実況の長期シリーズ配信に加え、新衣装お披露目や記念配信なども精力的に行い、着実にファン層を拡大していきました。
2022年:3月にはホロライブ3期生合同の初ライブ「HOLOLIVE FANTASY 1st LIVE – FAN FUN ISLAND -」が開催され、同期のメンバーとともにステージに立っています。
同年5月には喉の不調(声帯結節)の治療のため一時活動を休止する出来事がありましたが、約1か月後の6月に復帰しました。
復帰配信では同時視聴者数が10万人を超え、大きな話題となりました。
7月で配信開始から3周年を迎え、この頃にはチャンネル登録者数も200万人に到達します。
ホロライブメンバーとしては宝鐘マリンさんに続いて2人目の200万人超えとなり、VTuber全体でも5人目となりました。
8月には日清食品「カレーメシ」とのタイアップユニット「スパイスラブ」を湊あくあさん・大空スバルさんと結成し、日本最大級のアニソンイベント「Animelo Summer Live 2022」にスペシャルオープニングアクトとして出演するという快挙も成し遂げました。
12月にはチャンネル登録者数200万人記念配信を行い、その中で大好きなゲーム『ドラゴンクエスト』シリーズの最新作『ドラゴンクエスト トレジャーズ』に本人が声を当てたオリジナルモンスター「ペコット」が登場するコラボが発表され、大いに盛り上がりました。
喉のアクシデントを乗り越えつつ、更なる飛躍を遂げた一年となりました。
2023年:干支が兎年ということもあり、「#全人類兎化計画」と銘打った年間プロジェクトを始動しました。
企業コラボレーションや楽曲リリース、そして自身初となるソロライブ開催など、年間を通じて大きな展開が続きます。
11月には初のオリジナルアルバム『うさぎ the MEGAMI!!』をリリースし、12月6日には東京・有明アリーナにて念願のワンマンライブ「1st 兎田ぺこらいぶ『うさぎ the MEGAMI!!』」を開催しました。
ライブには同期の不知火フレアさん、白銀ノエルさん、宝鐘マリンさんもゲスト出演し、彼女のこれまでの集大成とこれからを感じさせる全16曲のステージが繰り広げられました。
さらに世界的な人気はこの年ピークを迎え、集計サイトのデータによれば2023年の年間総視聴時間が約2,970万時間に達し、全世界の女性ストリーマーの中で堂々第1位となりました。
前年比でも視聴時間が44%増加するなど、その勢いはとどまるところを知りません。
年末には小学館の少女漫画誌「ちゃお」とのコラボ漫画が発表され、自身も愛読者だったという同誌にオリジナルストーリーで登場するなど、VTuberの枠を超えたメディア展開も話題となりました。
2024年以降:2024年も3月にホロライブ5th fes「Capture the Moment」に参加し、春にはホロライブ全体での海外イベント出演(LAドジャースとのコラボ企画「hololive night」等)にも名を連ねるなど、国内外で活躍の場を広げています。
1月の生誕祭3Dライブ「FEVER!!!!!ぺこ!」も成功を収め、ファンからの祝福を受けました。
2025年には大阪・関西万博内のイベントへの出演が決定するなど、社会的な場への登場機会も増えつつあります。
デビューから5年以上が経過した現在でも勢いは衰えず、VTuber界を代表する存在として注目を集め続けています。
配信スタイル(ゲーム実況・雑談・企画系配信など)
兎田ぺこらの配信はゲーム実況をメインとしつつ、トークや企画ものまで幅広くこなすオールラウンダーなスタイルです。
特に長時間のゲーム実況やレトロゲームの実況シリーズが人気で、『Minecraft』ではホロライブ内で「兎田建設」という架空の建設会社を立ち上げ、大規模な建築企画や他メンバーとのコラボ企画を展開してきました。
可愛らしい見た目に反してプレイ内容はやり込み型で、時にゲーム内で他プレイヤーにイタズラを仕掛けるお調子者の一面も持っています。
Minecraftで他の参加者にトラップを仕掛けたり、鬼ごっこ企画で“容赦ない鬼”に徹したりする姿から、海外ファンの間では「戦争犯罪兎(War Criminal Usada)」などとネタにされることもあります。
もっとも本人はあくまでエンターテイナーとして場を盛り上げているだけであり、悪ノリも明るい笑いに昇華させるトークセンスが光ります。
また配信の冒頭には「開始ポエム」と称して短い詩的なモノローグを披露するのが恒例で、これも彼女ならではの演出です。
雑談(いわゆる「雑談配信」)ではリスナーから寄せられたコメントを拾い、自由奔放にトークを広げます。
基本的に配信中の兎田ぺこらはハイテンションでおちゃめなキャラクターを貫いており、リスナーに対して強気にツッコミを入れたりする掛け合いも魅力の一つです。
一方でオフラインでのコラボ(対面での合同配信)の際には多少おとなしめになる傾向があるとも言われ、同期の宝鐘マリンさんからは「配信では芸人のようだけど、裏では落ち着いて優しい」と評されています。
配信内容はゲーム実況が中心とはいえ、カラオケ配信や歌ってみた動画、ASMRや朗読など多彩で、企画系では大喜利や視聴者参加型企画なども行ってきました。
ホラーゲーム実況では絶叫したり怖がったりするリアクションが面白いと評判で、罰ゲームでVRホラーに挑戦した際の悲鳴は伝説的な名場面となっています。
このように、ゲームの腕前だけでなくトークとリアクションで魅せるエンターテイナーぶりが彼女の配信スタイルの肝と言えるでしょう。
人気の理由(トークスキル・特徴的な声・名言・名シーンなど)
兎田ぺこらがここまで人気を博している理由として、まず挙げられるのが唯一無二のキャラクター性とトークスキルです。
語尾の「〜ぺこ」や甲高い笑い声といった特徴的な話し方は一度聞けば耳に残りやすく、VTuberファンのみならず一般ネットユーザーの間でもネタとして親しまれています。
配信中に見せる陽気でイタズラ好きな振る舞いと、時折垣間見せる照れ屋で素直な一面とのギャップも彼女の魅力です。
騒がしくボケたり暴走したりする一方で、要所ではしっかり後輩をフォローしたり涙もろい一面を見せたりと、人間味あふれるキャラクター像がファンの心を掴んでいます。
高いトーク力も人気の大きな要因です。
ソロ配信が中心でありながら常に視聴者を飽きさせない巧みな話術を持ち、ゲーム実況中の独り言や突発的なリアクションすら「面白い」と感じさせるセンスがあります。
視聴者から寄せられるコメントへの切り返しも絶妙で、時にはコメント勢に厳しくツッコんだりイジったりすることで笑いを生み出します。
このような視聴者との掛け合いから生まれるネットミームも多く、「草(笑)」が大量に流れるチャットを見て「なんで草生やしてるぺこ!?」と返す一幕など、枚挙に暇がありません。
また圧倒的な配信頻度と継続力も支持を集める理由です。
デビュー以来ほぼ毎日のように配信を行い、大型連休には長時間の耐久配信に挑戦するなど、とにかくコンテンツ供給量が多いことで知られます。
2021年頃からはその配信総時間・総再生時間が世界的に見てもトップクラスとなり、2023年には年間視聴時間が女性配信者世界一位に輝きました。
こうした数字の面から見ても、彼女の配信に多くの人が長時間引き込まれていることがわかります。
さらに「ここぞ」という場面でのドラマ性も人気を支えています。
たとえばゲーム実況でラスボス撃破の瞬間に発した「やったぺこー!!!」という歓喜の叫びや、長時間の死闘の末に思わず漏らした「もう二度とやりたくないぺこ…」などの本音トークは、名言・名シーンとしてファンの記憶に深く刻まれています。
ホラーゲームで絶叫し土下座するように許しを請う姿や、推理ゲームで閃いた時の「きたぁぁぁ!!!」という雄叫びも含め、感情を全身で表現するパフォーマンス性が視聴者を惹きつけて離しません。
こうしたシーンは切り抜き動画としてSNS上で拡散され、新規ファン獲得にも繋がっています。
そして普段はおどけていても節目の配信では真摯に感謝を述べる姿や、ファンからのサプライズに号泣する姿を見せており、そのギャップが「応援していて良かった」とファンに実感させています。
日頃の配信で見せるプロ根性と、節目に垣間見せる素直な涙。
この両面が彼女の持つアイドル性であり、人々に愛される大きな理由と言えるでしょう。
代表的な動画やシリーズ
ゲーム実況シリーズ:
兎田ぺこらの代名詞ともいえるのが長編ゲーム実況シリーズです。
中でも有名なのはコナミの名作ステルスゲーム『メタルギアソリッド』シリーズの実況で、2020年に配信した同シリーズでは作品のストーリーに感情移入し号泣する場面や、名台詞をモノマネ交じりに読み上げる場面など見どころが満載でした。
その熱心なプレイぶりは開発元の小島秀夫監督にも届き、SNS上でリアクションをもらったことでも話題になっています。
またRPG好きとしても知られ、特に『ドラゴンクエスト』シリーズへの愛着はファンの間で有名です。
2021年に『ドラゴンクエストV』を皮切りに始まったシリーズ実況では、ゲーム内の選択肢で本気の悩みを見せたり、名シーンで嗚咽するほど泣いたりと、ゲームファンの共感を呼ぶ名実況となりました。
このシリーズをきっかけに彼女の存在を知った視聴者も多く、ついには公式からゲーム出演オファーを受けるまでになりました。
他にも『UNDERTALE』の「Genocideルート」クリア耐久配信ではラスボスのSans戦に何時間も挑み続け、勝利した瞬間に大粒の涙を流した場面が伝説となっています。
『Minecraft』の長期配信ではホロライブメンバー合同のサーバーで遊園地や巨大建築物を完成させ、その過程で生まれたドラマ(ライバル企業との攻防戦や国際交流エピソード)も人気動画として残っています。
とくにホロライブIDのムーナさんとの友情物語は、多くの感動的な切り抜き動画が作られるほどファンに愛されており、言語の壁を超えた「ぺこムーナ」の交流は名シリーズとして語り継がれています。
企画・コラボ動画:
単なるゲーム実況以外に、様々な企画配信やコラボ動画でも注目を集めてきました。
年末恒例のホロライブ全体イベント「マイクラ紅白戦」ではリーダーや重要な役割を担い、盛り上げ役としての存在感を発揮しています。
2021年末の桃鉄24時間耐久コラボ配信では総勢12名のホロライブメンバーとともに長時間対決を行い、チャンネル史上最大級の盛り上がりを見せました。
企画系ではエイプリルフールのドッキリ配信や、大喜利配信、視聴者参加型の謎解き・ミニゲームなど、バラエティに富んだ試みにも果敢に挑戦しています。
演技やリアクションを活かしたコント風の3D配信も人気で、寸劇企画「ぺこら警察24時」では刑事役として他メンバーを取り締まる演技に挑戦し、演技力と笑いのセンスを見せました。
名言・名場面動画:
兎田ぺこらの配信から生まれた数々の名言や珍場面は、切り抜きやMAD動画などでファンに二次創作的に楽しまれています。
「今日は満月ぺこー!」「計算通りぺこ!」「ン゛ア゛ア゛ア゛ーー!!」など、バラエティ豊かな名言はファンアートやスタンプ化され、コミュニティ内で共通言語として浸透しています。
とくに有名なのは、大喜利企画でお題を完全に無視して「兎田ぺこらですよろしくお願いします」と返した迷回答。
視聴者からも「天才かw」と称賛され、ツッコミ役との掛け合いも含めて今なお語り継がれる伝説回となっています。
また、100万人記念配信での感涙、マイクラ配信中に実母が乱入してきたハプニングなど、人間味あふれる名シーンもファンの記憶に深く刻まれています。
他ホロライブメンバーとの関係性・コラボ傾向
ホロライブ3期生(ホロライブファンタジー)
同期であるホロライブ3期生(宝鐘マリン、不知火フレア、白銀ノエル、潤羽るしあ〈活動終了〉)とは非常に仲が良く、「ホロライブファンタジー」の絆はホロライブ内でも屈指と言われています。
3期生は「異世界からやってきた冒険者たち」という共通設定があり、デビュー当初から合同配信やユニット楽曲などで積極的に関わってきました。
ぺこら自身、同期に対して遠慮なくボケやツッコミを繰り出し、仲の良さが垣間見える掛け合いが多く見られます。
宝鐘マリンとのコンビは特に人気で、マリンからは「裏ではぺこらはすごく優しい」と語られるなど信頼も厚く、ライブでもたびたび共演しています。
不知火フレアや白銀ノエルとも様々なゲームや歌の企画で共演し、個々の関係性も濃密です。
2023年のぺこら初ソロライブに3人がゲスト出演した際は、同期の絆の強さに多くのファンが感動しました。
潤羽るしあとは在籍当時から仲が良く、数々のコラボ配信でお互いの個性を引き出していました。卒業後もその思い出はファンの中で大切にされています。
さくらみこ(ホロライブ0期生)
0期生のさくらみことは、「ぺこみこ」と呼ばれる人気コンビを形成。
2020年頃には年末年始企画などで頻繁に共演し、コントのようなギャグの応酬で人気を博しました。
ドッキリやボケ合戦が勃発する「ぺこみこ戦争」は定番ネタで、二人のやりとりが「公式漫才」と呼ばれるほど。
『ぺこみこ大戦争!!』というデュエット曲が音ゲーに収録されたこともあり、公式も公認する名コンビです。
近年はソロ活動が多忙となり共演頻度は減りましたが、大型企画などでは今も息の合った絡みを見せ、再共演があるたびに話題になります。
湊あくあ・大空スバル(ホロライブ2期生)
湊あくあ、大空スバルとは、ゲームや公式企画でよく共演する先輩。
3人で組んだユニット「スパイスラブ」は、日清食品「カレーメシ」とのタイアップで生まれた公式プロジェクトで、CM出演やアニソンフェス登場という快挙を成し遂げました。
あくあとぺこらはゲーム好き同士という共通点があり、ライバル関係のような絡みも多く、特にマイクラやマリカ大会での対決が印象的です。
スバルとはバラエティ企画での掛け合いが秀逸で、ボケとツッコミがはっきりした笑いのテンポが視聴者に好評です。
三者三様の関係性がありつつ、共演時の安定感が高いのがこの3人の特徴です。
ムーナ・ホシノヴァ(ホロライブID)
ホロライブID所属のムーナ・ホシノヴァとは、Minecraftをきっかけに国境を越えた友情を築きました。
言語の壁を越え、絵文字や短い英語で意思疎通しながら一緒に作業を進めた様子は多くの視聴者の心を打ちました。
「ぺこムーナ」と呼ばれるこのペアは、国際的なホロライブの象徴とも言われ、ENやIDメンバーとの架け橋にもなっています。
今では英語が苦手なぺこらも、ムーナとなら自然にやり取りを重ねられるという信頼関係があり、グローバル人気を支える要素のひとつです。
その他のホロメンとの関係
大神ミオや戌神ころねなど、先輩たちとも企画配信やオフコラボで交友を深めています。
星街すいせいとは歌系企画でのデュエットが好評で、お互いに「話しやすくて安心できる相手」と語る仲です。
後輩に対しても面倒見が良く、ラプラス・ダークネスや博衣こよりとのコラボでは頼れる先輩として配信を盛り上げています。
基本的にはソロ中心ながら、呼ばれれば必ず全力で応えるスタンスで、誰とでも安定した掛け合いを見せられる柔軟さが魅力です。
ファン(「野うさぎ」)との関係性やエピソード
兎田ぺこらのファンは「野うさぎ同盟(野うさぎ)」と呼ばれています。
ウサギの絵文字「🐰」やにんじん「🥕」をアイコンとして使う文化があり、コメント欄やSNSでも一体感が強いのが特徴です。
彼女自身も「おい野うさぎども!」とツッコミ気味に呼びかけたり、「ぺこ虐(ぺこらいじり)」を笑って受け入れたりと、視聴者との距離感が近いのが魅力です。
ファンとの信頼関係を象徴するのが、記念配信でのやり取りです。
100万人達成配信では、「おめでとう!」のコメントが画面いっぱいに流れ、それを見てぺこらが感極まり涙を流す感動的な場面がありました。
このように、視聴者の応援が本人にダイレクトに届く構造が、強い絆を育んでいます。
また、ファンアートも非常に活発で、「#ぺこらーと」タグには日々多くのイラストや3Dモデル、GIFアニメなどが投稿されており、本人も配信やX(旧Twitter)で紹介することがあります。
視聴者参加型の企画や、マイクラ建築・マリオメーカーなどの投稿企画でも、ファンの声を積極的に取り入れています。
この「一緒に番組を作っている」感覚が野うさぎたちのモチベーションとなり、結果的にコミュニティの活性化にもつながっています。
リアルイベントでもファンとの関係性は強く感じられます。
ライブ会場では野うさぎたちが青色のサイリウムを振って一体感を演出し、ぺこらも「みんな最高ぺこ!」と感涙。
抽選サイン入りグッズ、握手会、限定ポストカードなどのファンサービスも定期的に行われており、応援の熱量に応える姿勢が貫かれています。
喉の不調からの復帰配信では「無理しないでね」「待ってたよ!」といった優しいコメントで溢れ、ぺこらも「野うさぎのみんながいるから頑張れる」と語りました。
ファンと配信者が互いに支え合う関係性は、ぺこらの配信の根幹をなすものであり、単なる娯楽ではなく日々の活力になっていることがうかがえます。
キャラクターグッズ・外部メディア展開
兎田ぺこらはその人気の高さから、多数のキャラクターグッズ展開や企業コラボレーションを果たしています。
キャラクターグッズ展開:
公式オンラインストアやイベント会場では、ぬいぐるみ、アクリルスタンド、缶バッジ、衣装モチーフのパーカー、等身大タペストリーなど、様々な商品が販売されています。
特に2021年に登場した「ねんどろいど兎田ぺこら」は大人気商品で、予約開始後すぐに完売するほどの注目を集めました。
また、「figma兎田ぺこら」も立体可動フィギュアとして発売され、ファンアートの世界観を再現するための小道具まで付属するこだわりぶりでした。
ファン有志の応援イラストや「ぺこ虐」ネタを反映させたファングッズもSNSを中心に盛り上がりを見せています。
また、ライブBlu-rayやオリジナルアルバム『うさぎ the MEGAMI!!』には、豪華特典付きの限定版が用意され、CDやフォトブック、直筆サイン入りポスターなどのグッズがセットになっています。
本人の誕生日や記念日には「誕生日記念ボイス」や「メモリアルグッズセット」が販売され、毎回完売する人気ぶりです。
企業コラボ・CM出演:
日清食品「カレーメシ」との大型タイアップは代表的な事例で、湊あくあ・大空スバルとともにユニット「スパイスラブ」を結成し、オリジナル楽曲を披露。
テレビCMにも出演し、地上波でVTuberの存在感を印象付けました。
その後のアニソンフェス出演ではリアルイベントのステージに立ち、VTuberのリアルライブ進出を象徴する存在として注目されました。
また、彼女が愛飲していると語った「百年梅酒」とのコラボで、特別パッケージの梅酒ボトルが販売され即完売。
このように、本人の配信から生まれたコラボが実際のプロダクトへと発展する例も多数あります。
ゲーム関連では、スマートフォンゲームやアーケード音楽ゲームに出演したほか、『ドラゴンクエスト トレジャーズ』ではオリジナルモンスター「ペコット」として公式出演も果たしました。
本人の「ゲーム愛」が実を結び、ファンにとっても夢のようなコラボレーションとなっています。
メディア出演・リアルイベント:
雑誌やテレビなどへの露出も拡大しており、VTuber専門誌やアニメ情報誌の表紙を飾ることも珍しくありません。
とくに2023年には複数の雑誌で特集が組まれ、ロングインタビューやライブレポートなどが掲載されました。
少女漫画雑誌とのコラボ漫画掲載も話題となり、「子どもの頃から読んでいた雑誌に出られてうれしい」と語る姿が多くのファンの共感を呼びました。
ホロライブフェスティバルなどの公式ライブイベントには、毎年欠かさず出演しており、年々パフォーマンスも進化を遂げています。
2023年のソロライブ「うさぎ the MEGAMI!!」は集大成とも言える規模で、有明アリーナを満員にし、リアルとバーチャルの融合を体現した舞台となりました。
さらに、2024年にはロサンゼルス・ドジャースとのコラボ企画「hololive night」で球場スクリーンに登場。
2025年には大阪・関西万博関連イベントにも参加予定であり、今後は日本国内のみならず、世界中のカルチャーシーンへの影響力も高まり続けています。
こうして見ると、兎田ぺこらは「VTuber」という枠に収まらず、タレントとして、アーティストとして、多面的に活躍していることがよく分かります。
彼女の一挙手一投足が注目され、ファンの心を掴み、業界の未来を切り拓く推進力となっているのです。
管理人のひとこと
以上、ホロライブの看板ウサギ・兎田ぺこらについて、新しくファンになった方にもわかりやすいように、包括的にまとめてみました。
彼女はそのかわいらしいビジュアルと圧倒的なトークスキル、エンタメ性、そしてファンへの誠実さを兼ね備えた稀有なVTuberです。
また、誰とでも距離を縮められる柔軟性と、仲間やリスナーに対する深い愛情が、配信から常に伝わってきます。
ホロライブという箱の中でも、そしてVTuber業界全体の中でも、間違いなく象徴的な存在となった兎田ぺこら。
これからもファンとともに、ウサギのように軽やかに、時に爆発的に、走り続けてくれることでしょう。
ぜひあなたも、「野うさぎ同盟」の一員になって、その魅力をリアルタイムで体感してみてください。
きっと配信の終わりには、自然とこう口にしているはずです――
「ぺこーら、今日もありがとう!」
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