6月12日、宝鐘マリンの生誕3Dライブ(2025年開催)のYouTubeアーカイブが削除されていることが発覚し、ファンの間で騒ぎになっています。削除されたのは「【3D新衣装お披露目】宝鐘マリン生誕3D LIVE!!」と題された2025年7月30日の配信アーカイブ。実際に当該URLへアクセスすると、現在は視聴できない状態になっていることが確認できます。
問題は削除の理由です。まとめサイトの報告によれば、表示されているのは「里山元太」名義による著作権侵害の申し立て。この名前が何者なのかが分からず、「虚偽申請(著作権トロール)ではないか」という疑念がくすぶっています。現時点で分かっていることと、分かっていないことを整理します。
何が消えたのか──サクラ大戦ゲストの伝説回
削除されたアーカイブは、2025年7月30日の宝鐘マリン生誕3Dライブ。タイトルに「サクラ大戦から豪華ゲストも!!」とある通り、サクラ大戦とのクロスオーバーが話題になった回で、3D新衣装のお披露目と重大告知も含む、マリンの2025年を代表する配信の一つでした。
つまり今回消えたのは、ただの過去配信ではなく記念碑級のアーカイブです。発覚直後からX上では困惑と憤りの声が広がりました。なお、6月12日時点でカバーおよびマリン本人からの説明・声明は確認されていません。
申立人「里山元太」は何者なのか──分かっていないことだらけ
はっきり書いておくと、申立人が何者なのかは現時点でまったく分かっていません。報告されている名義が本名なのか、なりすましなのか、実在の権利者なのかすら不明です。
ファンのコメント欄では「JASRAC登録楽曲の権利者では」「ボカロP関連の名義では」「過去に他のVTuberの動画も同名義で消されたことがある」といった推測が飛び交っていますが、いずれも裏付けの取れていない匿名の書き込みです。この記事でも、推測は推測としてしか扱いません。
原因とされる楽曲についても、「サクラ大戦の楽曲(ゲキテイ)では」という推測がある一方で、「同じ曲を使った他の配信者のライブは消えていない」という矛盾も指摘されています。対象も理由も特定できない削除──これが、虚偽申請疑惑が出ている理由です。
YouTubeの著作権申し立ての仕組み──虚偽でも「一旦消える」
背景知識として、YouTubeの著作権削除申請の仕組みを押さえておきます。YouTubeは申し立てを受けると、内容の真偽を実質的に審査する前に動画を削除する運用です。チャンネル側は異議申し立てができ、申立人が一定期間内に法的措置を取らなければ動画は復活します。
この仕組みは権利者保護のためにあるのですが、裏を返せば虚偽の申し立てでも動画を一時的に消せてしまうということ。実際、VTuber業界に限らず、嫌がらせ目的の虚偽申請(いわゆる著作権トロール)は繰り返し問題になってきました。今回が虚偽申請だと断定はできませんが、仕組み上その可能性が排除できないことは、冷静に共有しておきたい前提です。
カバーはどう動くか──過去の対応から考える
カバーは楽曲利用について業界でも厳格な許諾管理をしてきた会社で、過去の「無許諾配信問題」以降、配信での楽曲使用はガイドラインと包括契約で整理されています。生誕3Dライブのような公式イベントであれば、なおさら楽曲は許諾処理済みである可能性が高いと考えるのが自然です。
仮に正当な権利者からの申し立てであれば、許諾範囲の行き違いを解消すれば済む話。仮に虚偽申請であれば、カバーには異議申し立てと法的措置の選択肢があります。同社は誹謗中傷や権利侵害への法的対応を年々強化しており、虚偽の著作権申請は偽計業務妨害等が問われ得る行為です。いずれにせよ、続報が出るまでは申立人探しに走らないことが、ファン側にできるいちばんの協力だと思います。この記事も続報があり次第、追記します。
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管理人のひとこと
あのライブが消えるのか、というのが正直な第一声でした。アーカイブはファンの共有財産なので、理由の見えない削除はやっぱりつらい。
ただ、今いちばんやってはいけないのが、匿名の名義を手がかりにした犯人探しです。間違った相手に矛先が向けば、それ自体が新しい加害になります。カバーの対応力は近年はっきり上がっているので、ここは静かに続報を待ちましょう。
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