「狂気の宴の始まりだ!」──ラプラス・ダークネスのシャウトで開幕した、秘密結社holoX 単独ライブ「First MISSION」。2026年4月29日(水・祝)、ぴあアリーナMM(横浜みなとみらい)で、4人体制のラプラス・鷹嶺ルイ・博衣こより・風真いろはが、4年5ヶ月の悲願を約2時間・全25曲のセットリストで完遂しました。公式サイトのトップは現在、シンプルに「MISSION COMPLETE」とだけ表示されています。
会場キャパ約12,000人の大型公演、配信もSPWN/ZAIKO同時実施、ライブビューイングは国内映画館+海外(マレーシアTGV等)まで展開。MCコーナーでは鷹嶺ルイが「ポッカリ穴が空いてしまった」と沙花叉クロヱへの言及で涙、博衣こよりは「ここに来てみんなの笑顔を見たら…」と感極まり、ファン側もXのリアルタイム検索で92%がポジティブ反応という結果に。今回はライブを観た人視点ではなく、Spotify公式プレイリストとSNS実況・事後報道から再構成して、4/29の夜に何が起きたのかをまとめます。
開幕「狂気の宴の始まりだ!」──ラプラス・ダークネスの叫びで火がついた
定刻18時、客電が落ち、ぴあアリーナMMの空間がholoXの世界観で塗り替えられた瞬間に飛んだのが、ラプラス・ダークネスの「狂気の宴の始まりだ!」。スポーツ報知の事後レポートでも引用されているこのオープニングシャウトは、4年5ヶ月の沈黙を一気に解凍する一発目として完璧でした。
1曲目に置かれたのは、リード曲「暁闇エクスデス」(PandaBoY作詞作曲、2025年12月先行配信)。アルバム「Secret ORDER」の中でもダーク系の楽曲で、秘密結社の世界観を象徴する1曲です。DJ fu_mouによるRemix・アレンジ版がライブ仕様で投入されており、CDで聞いていた音とは違う、ライブ専用の音圧で観客を巻き込みました。
ライブ前の予想では「常夜リペイント」が開幕に来るのでは、という見立てもありましたが、実際の1曲目は新リード曲の「暁闇エクスデス」。アルバムを象徴する楽曲を頭に持ってきたのは、4周年から5年目に向かう「ここからが本番のhoroX」というメッセージにも読めます。
全25曲セットリスト──Spotify公式プレイリスト準拠
ライブ後にSpotifyで公開されたhololive production提供の公式プレイリスト「秘密結社holoX Live 2026『First MISSION』」に並んでいるのが、以下の25曲です。スポーツ報知記事ではholoX名義のユニット曲のみ「全17曲」とカウントしていましたが、ソロ曲を含めるとプレイリスト上は25曲。順番もプレイリスト準拠で並べています。
① 暁闇エクスデス(holoX)/② Dark Breath(ラプラス)/③ 魔眼ウインク(鷹嶺ルイ)/④ シアワセ√コヨリニウム(博衣こより)/⑤ 風を仰ぎし麗容な(風真いろは)/⑥ WAO!! (2025 ver.)(こより)/⑦ バグラブ(ラプラス)/⑧ いろはすてっぷ!(いろは)/⑨ オーバード(ルイ)/⑩ Just for X(holoX)/⑪ 爆鳴DIVER!!!!(holoX)/⑫ 合縁事変(ラプラス)/⑬ ホントノワタシ(いろは)/⑭ 管制塔より(こより)。
そして後半。⑮ アナスタシスガール feat. ラプラス・ダークネス(ルイ)──holoX内コラボ曲、これが地味に唯一のメンバー間コラボソロです。⑯ 迷宮なラビリンス(holoX)/⑰ スキデカ!〜スキはデカく回顧録?〜(holoX他)/⑱ Private EyeZ(holoX他)/⑲ 暁光クロニクル(holoX)/⑳ ちょ〜ゆめドデッカい!(holoX)。アンコール枠と思われるラスト5曲が、㉑ 魔法少女まじかる☆ござる(いろは)/㉒ 乙女よ求めよQ.E.D.(こより)/㉓ get lucky(ルイ)/㉔ drop candy(ラプラス)/㉕ 饗宴ソリダリティ〜SHAKE★NABE〜(holoX)。
注意点として、「常夜リペイント」「常夜リペイント re:paint ver.」がSpotifyプレイリスト上に明示されていません。アルバム「Secret ORDER」の冒頭と末尾を飾る重要曲なので、演奏された可能性は極めて高いのですが、プレイリストの番号上は確認できない、という状態。アンコール後の大トリで「常夜リペイント re:paint ver.」を持ってきた、という構成だった可能性が一番高そうです。
各メンバーのソロ曲ハイライト──ラプラス/ルイ/こより/いろは
各メンバーのソロ曲が複数曲ずつ配置された、というのが今回のセトリの最大の特徴です。「holoX 4人のユニットライブ」というより「4人のソロライブを束ねた4年分のショウケース」という設計でした。
ラプラス・ダークネスのソロ枠はDark Breath/バグラブ/合縁事変/drop candyの4曲。総帥としての地位を、4年で積み上げてきた楽曲群で再確認する構成です。2022年12月の精神不調休止、2024年1月の声帯結節休止という2回の長期休止を経た本人にとって、これらの楽曲をフルで歌い切ったこと自体が物語性をもっています。
鷹嶺ルイは魔眼ウインク/オーバード/アナスタシスガール(feat. ラプラス)/get luckyの4曲。歌枠人気No.1の本領発揮で、ハスキーで力強い低音がアリーナ全体に響き渡ったとSNSで絶賛。「ホロホーク」系の代表曲は今回外れていましたが、女幹部・司令塔のキャラクターを音楽でフォローする選曲でした。
博衣こよりはシアワセ√コヨリニウム/WAO!! (2025 ver.)/管制塔より/乙女よ求めよQ.E.D.の4曲。高頻度配信2000時間/年の研究員として、研究室の世界観を音楽として可視化。2024年4月の日清カップヌードルコラボのオンラインソロライブですでにアリーナ規模を経験しているこよりは、ホール慣れの差を体現しました。
風真いろはは風を仰ぎし麗容な/いろはすてっぷ!/ホントノワタシ/魔法少女まじかる☆ござるの4曲。「かまさないといけないよね!」という気合い発言でMCも盛り上げ、剣士キャラの3Dパフォーマンス精度の高さを生で見せつける役回りでした。2024年末の体調不良で3周年ライブ延期の原因になった人物が、ここで「魔法少女まじかる☆ござる」をフル演出で持ってきたあたりに、復活してきた本人の覚悟が見えます。
「ポッカリ穴が空いてしまった」──沙花叉クロヱへの言及で涙のMC
今回のライブで最も語られているMCシーンが、鷹嶺ルイが沙花叉クロヱについて言及した場面です。スポーツ報知の事後レポートによれば、ルイは涙ながらに「ポッカリ穴が空いてしまった」と語ったとのこと。
holoXは2021年11月にラプラス・ルイ・こより・沙花叉クロヱ・いろはの5人体制でデビューし、2025年1月26日にクロヱが卒業。卒業ライブの同接34万人超は、ホロライブ卒業ライブの中でも最高クラスの数字でした。残された4人で初の単独ライブを成立させるまで、ここから1年3ヶ月かかった、という時間の重さが、ルイの言葉ににじんでいたわけです。
会場とXのファンの反応は、「4人でここに立つ決断をしてくれてありがとう」という感情で揺れました。「クロヱを背負って4人で立った」という言い方をするファンも多く、ライブ単体の評価とは別の文脈で、holoXというユニットがクロヱ卒業から立ち直って前に進む姿を見届けた一夜になっています。
博衣こよりは「ここに来てみんなの笑顔を見たら…」と感極まり、手紙朗読のMCではファン側の涙腺崩壊が連鎖したとSNSの実況で多数報告されています。風真いろはは終盤近くで「かまさないといけないよね!」と気合い発言で空気を切り替え、湿っぽくなりすぎないバランスをユニットとして取りに行く構成が、ベテランらしい設計でした。
ユニット曲の盛り上がり──「饗宴ソリダリティ」で大トリ
holoX名義のユニット曲は、Spotifyプレイリスト上で暁闇エクスデス・Just for X・爆鳴DIVER!!!!・迷宮なラビリンス・スキデカ!・Private EyeZ・暁光クロニクル・ちょ〜ゆめドデッカい!・饗宴ソリダリティ〜SHAKE★NABE〜の9曲。アルバム「Secret ORDER」収録曲がきれいに散らされた構成です。
大トリと推定される「饗宴ソリダリティ〜SHAKE★NABE〜」は、宮腰侑子作詞・坂本夏樹編曲のお祭り系楽曲。ユニット結束を象徴する「鍋を囲む」イメージのタイトルで、ファンの間でも「絶対にラストになる曲」と予想されていました。実際にプレイリスト末尾に位置していることから、ライブの最後に4人でこの曲を歌い切ったと読むのが自然です。
セトリの中盤の山場は「爆鳴DIVER!!!!」(ヒゲドライバー作)と「暁光クロニクル」(*Luna作)あたりで作られたとSNS実況には書かれており、特に「爆鳴DIVER!!!!」は高速EDM系のテンションでアリーナ全体が跳ねたと複数のレポートで言及されています。アルバム発売から3週間で、ファンが歌詞をすでに完全に把握している状態でのライブだった、というのも盛り上がりを支える条件でした。
ファン反応「最高のライブでした!!」──Yahooリアルタイム92%ポジティブ
Yahoo!リアルタイム検索のバズ集計によれば、「秘密結社holoX」「First MISSION」関連の投稿は92%がポジティブ反応。代表的なファンコメントを並べると、こんな感じです。
「最高のライブでした!!」「泣きすぎて指先が痺れてます…」「4人でここに立つ決断をしてくれてありがとう」「手紙のMCで号泣不可避」「鷹嶺ルイの『ポッカリ穴』で会場全体が泣いた」「ラプラスの『狂気の宴の始まりだ!』が完璧すぎる」「いろはの『かまさないといけないよね!』で笑った後にもう1回泣いた」「こよりの管制塔よりがエモすぎ」──など、感情の振れ幅が極端なライブだったことがわかります。
X上のハッシュタグは公式の#SSholoX世界リペイント計画と#SSholoXの2系統が混在し、配信視聴勢・現地参加勢・ライブビューイング勢(マレーシアTGV含む)からの実況が一気に流れ込みました。配信アーカイブはZAIKO/SPWNで5月29日23:59まで視聴可能。今夜中に配信チケット(6,800円)を押さえれば、まだ間に合います。
「holoX解散説」を物理で殴り返した一夜──4年5ヶ月の悲願達成
2024〜2025年にファン界隈で囁かれていた「holoX解散説」は、こよりのソロ路線確立、クロヱの卒業、ラプラスの2回の長期休止、いろはの体調不良という不安要素が重なって生まれた憶測でした。「もうユニットとしては動かないのでは」というネガティブな読みが、当時はそれなりに流通していたわけです。
その流れを、2025年11月の4周年特設サイト → 2026年4月8日の1stアルバム「Secret ORDER」リリース → 4月29日の単独ライブ「First MISSION」という3段で完全にひっくり返しに来た、というのが今回の構図です。「holoXはまだ続く」「4人で揃ってアリーナを成立させる」という意思表示を、これ以上わかりやすい形で見せた夜は他にありません。
5期生ねぽらぼが2020年8月デビュー→2023年7月の単独ライブまで約2年11ヶ月、6期生holoXが2021年11月デビュー→2026年4月29日の単独ライブまで約4年5ヶ月。1年半の遅れの中身が「メンバーの体調」「卒業」「ユニット内の役割の変化」だったことを思い返すと、4人が4人とも揃ってアリーナのステージに立てたこと自体が、ホロライブ全体にとっての一つの達成でもありました。
公式サイトのトップが「MISSION COMPLETE」とだけ表示されている現在、次の動き(2nd MISSION発表など)はまだ何もアナウンスされていません。とはいえ、今夜の段階で、続きを期待したくなるユニットになっていることだけは確かです。
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管理人のひとこと
4年5ヶ月、長かったですね。クロヱ卒業から1年3ヶ月で、4人がここに立てたこと自体が、もう成功です。ライブの中身うんぬん以前に、4人でアリーナを埋めて25曲を歌い切ったという事実が、まずデカい。
個人的には、ルイの「ポッカリ穴」発言が、いちばんグッと来ました。卒業を前向きに送り出すことと、その穴をちゃんと感じ続けることは、両立する。あの一言が言える状態でユニットを継続できているから、holoXは強いんだと思います。配信アーカイブ、5/29までです。まだ買ってない人は今夜中に押さえましょう。
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